Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

隠語十番勝負

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 「おそれいります」「大変、助かります」といった物腰の柔らかい言葉遣いをする女性も男性も少なくなった。教育なのか躾なのかは分らないが、昔から言葉の乱れと服装の乱れは非行の兆候と教えられた。

 

 さて、今日は言葉に関するテーマ「隠語」である。業界用語は勿論のこと、医者、警察やユニクロやドンキの個別企業に至るまでさまざまなスラング(隠語)が頻繁に使われている。なので今日はイタに書かれているネット用語の一部を紐解いてみる。

  

【△】これは、記号の三角形を「さんかっけー」と読み、「かっけー」はカッコイイの意味。 

【ガチ勢】は、気を意味する「ガチ」と、軍勢とか勢力の意味で「勢」、これを組み合わせた造語。  

【きゃわわ】は「可愛い」を意味する若者言葉。  

【ぐうかわ】は「ぐうの音も出ない程可愛い」の略。  

【伏せ丼】は、食事が終了した時に、感謝の意を込めてどんぶりを伏せる行為。 

  

【草生えた】は、インターネット上では笑ったことを「w」と表現。逆に 【草不可避】は、笑えないこと。 

【ま~ん(笑)】は女性を対象に、何かした時の終了を指す。反対に特定の球団を煽る時に「ち〜ん(笑)」と書き込まれる。  

【ヌカ】は、スカッとするまでいかない状況のこと。  

【イヤゲ物】は、使い道がない、食えないお土産物のこと。  

【買う買う詐欺】は、発売前に買う買うと言っておきながらいざ発売されると買わないという一連の行為。

 

【了解ウォッチ】は承諾したことを表すスラング。等々このほかにもDQNネームや(ryなど隠語は数えきれないほどあり、到底、年寄りにはついていけない世界。ご興味のある方はネット用語辞典でどうぞ。

 

(今日のおまけ)

「カツテンしたと思ったら、ヤワヤワしたにも拘わらずグモッてマエボウとアトボウが慌ててマグロを処置していたゼ。お陰でラッチは大混雑。そのうえ昨日も車内でモンジャがあって途中ウテ。散々なリャンピだよ。」

 

 さて、これは「鉄道業界用語」です。何を言っているのでしょう。

 

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 正解は「運休列車が復活運転したと思ったら、徐行運転したにも拘わらずその列車が人身事故を起こして、運転士と車掌が慌てて死体を処置していたぜ。お陰で改札口は大混雑。そのうえ昨日も車内で吐瀉物があって、途中で運休。散々な2日間だよ」でした。お判りになりました?作文するの随分苦労しました。

関西弁

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 まいど、おおきに徳兵衛です。

 どうも、大阪に行くと環境適応力があるというか、無理して関西弁を使おうとする当方。先日の大阪往訪でも運転手に「ほんま、おおきに」「わからへんわ」「かなわへんわ」「なにゆうてんねん!」と、関西弁を多用した。

 

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 でも今ひとつ、相手の顔が緩まない。「これ違いまっか」「さよか」といっても不機嫌だ。「これでよろしいいか?」よく聞くと「・・まんねん」なんて「つかわへん」そうだ。「さよか?」

 

 どうやら、関東人が無理して関西弁を使ったところで、微妙な語尾とかアクセントですぐわかってしまうそうだ。また、関西人の喋りによっても近畿圏内のどこの出身かも判別がつくそうだ。

 

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 感覚的には、関西弁のほうが感情が伝わりやすい。江戸弁はきっぷはいいが、ズバズバと喋ってしまうものだから「遊び」というか「常に直球勝負」のように聞こえてしまう。逆に関西人が標準語を喋っても微妙にイントネーションが違う。

 しばらくぶりにあった関西人に、いきなり関西弁をなんちゃって気分で披露すると「お前関西弁しゃべれやぁー、教えたるわ!」と相手がカンシャクを起こすのでご注意を。どうしても使いたないなら「こういう時、関西弁で何ていったらいいの?」といえば懇切丁寧に教えてくれる。

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 「郷に入っては郷に従え」の如く、その地に行ったら無理せず、そのときの流れに任せればいい。

 

 「ほな、また、サイナラ!」

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(今日のおまけ)

 前回大阪で自撮シリーズにハマってしまい、今回も息巻いて出掛けたが時間がなく名所での撮影は困難となった。新大阪駅に近い「チキラー・ハウス」「空中庭園梅田スカイビル」「江崎記念館」「万博記念公園」「黒門市場」できれば「枚方パーク」や神戸の「南京町」と候補地は多かったが残念、無念。近場の撮影でごまかしましたので、今日は、お写真だけでご勘弁。

認知症

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 ボケ老人というと、差別用語になるので敢えて「認知症」と題した。特徴は昔のことはよく覚えているのだが、昨日ならまだしも今さっきのことを忘れてしまう。大山のぶ代も真矢順子もそうだが、伴侶にことがあると大変なことになる。

 

 でも日常でも起こりうることで、年寄りだからそうなるものでもなく、若年性アルツハイマーといった病気もある。脳は自らが活性化するために不要な情報やしばし使われない情報を時々刻々と消してゆく。

 

 徳兵衛夫婦も、最近、怪しくなってきた。妻には電磁式カード(MS)が影響を受けないように電磁波防止用のカードケースを持たせている。ところが、以前、それを渡したことを当方はすっかり渡している。「それ、どうしたの?」と妻に訊くと、「おとうさん(当方)からもらった」という。「何のために使っているのか」と尋ねると「マスキング防止のため」と答えてくる。「それ違うんじゃねえの?」と問い質すと、「そうそう、ゴメン犬がやるやつ」と、これまたトンチンカンな答えが返ってきた。「それは、犬がおしっこするマーキングじゃねえの?」、「・・・そうともいう」挙句に「私って可愛いでしょ!」と開き直り。とうとう最後まで女房の口から「スキミング」の一言は出てこなかった。

 

 大丈夫かな?うちの女房は?と思いつつ、所用があって独り大阪に出掛けた徳兵衛。新幹線の切符を買って構内で弁当をSuicaで買おうとしたら、売店の端末が一向に反応しない。いくら探してもSuicaが出てこない。どこでなくしたかも思い出せない。家を出たときは確かにあったことだけは覚えている。仕方なく現金払いをして慌てて新幹線に飛び乗る。しばらくして、ふと思い出した。遠出をするものだから券売機でSuicaに10千円をチャージしたことをすっかり忘れていた。チャージ後のSuicaを券売機に置き忘れたままだったのだ。

 

 すぐに車内から駅に電話をしたが届け出がないという。困り果てたら駅から携帯電話に連絡があった「さきほど、改札口に届け出がありました」。事なきを得て胸をなでおろして西に向かった。ウッカリ徳兵衛、これは夫婦揃って、笑うに笑えない事態。もしかして夫婦共々、認知症の入り口にいることすら気づいてないのかもしれない。

 

(今日のおまけ)

 近頃、ライン(LINE)で「フェイク(偽造・模造)」を堂々とうたい、詐欺まがいの勧誘が海外から大量に送信されてくるそうだ。「着拒」しても、アカウントを次から次へと変えて、送りつけて来るらしい。

 

 新手の詐欺だが、当方LINEはやらなので、こうした詐欺には絶対に引っ掛からない。とはいえ、当方、システムベンダーがユーザー啓発のために送ってきた偽メールに、ものの見事にひっかかった。最近は、ウソ、印象操作、煽動や詐欺報道もあるので、くれぐれも「フェイク」には油断召されるな。

ギャン泣き

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 孫が来訪するのは爺婆にとっても楽しみの一つだ。例えば、ママが美容室に行っている間、婆が子守をすることもある。また、爺がおんぶをしたりベビーカーに乗せて散歩に連れ出すこともある。

 

 先日の来訪時には、婆が子守をして、思いっきり泣かれた。普段は素直で笑顔の孫だが、泣きの導火線に火が付いたらたまったものではない。爺は、好かれていると思い込んでいるので、今まで孫の「ギャン泣き」を味わったことがない。

 

 ところが、先日、クリーニング店の店員に「あら可愛いお孫さんね」の言葉に有頂天になり、通りがかりの人にまでそういわれて爺の気分は満開。歩道橋を越えて、その先の公園まで足を延ばし、ベビーカーを横にベンチで涼んでいると、突然「ギャン泣き」が始まった。

   

   一度はじまると、抱こうがあやそうが一向に泣き止まない。慌てて踵を返すが、ボルテージは最高潮。通行人の「おじいちゃん大変ですね」から始まり、車のドライバーは、どうやらハットを深々とかぶり、奇抜な格好の爺と泣いている大泣きしている孫をみて「連れ去り?・・」か「幼児虐待か?」と怪訝そうな顔でこちらを見ている。こうなると、本当に手が付けられない。孫を小脇に、ベビーカーを引きずりながら汗だくで、さっきの歩道橋を架け戻る。孫も汗だく。滑って、脇から体を落としそうになる。

 

    勝負はこれまで、携帯電話でママにレスキュー。必死なってママが坂道を駆け上がってくる。ママの顔を見た途端、孫は泣き止んで笑顔が戻った。ゲンキンなものだ。それに母強し、もう爺婆には子供は育てられない。あの時、携帯電話がなかったと思うと今でも、ゾッとする。

 

(今日のおまけ)

 会員カード、ポイントカード、コンビニのPOSやレジでポイントを付与し

ながら、ビッグデータを収集しているのをご存じだろうか。

 

 売れ筋商品、販売時間、曜日、月に始まり性別、年齢、学生、会社員、OLなのかまでが把握されている。これらの全てのデータが入力されて、センター側でDB化され、それによって仕入数量やキャンペーン商品が決められている。「今日はアイス・・」とか「今日はから揚げ・・」とか「今日はおでん・・」とか良く聞くアレだ。

 

 一番驚いたのは服装もチエックされていることだ。背広姿、ユニフォーム姿、部活姿、礼服やカジュアル姿によっても勤め帰りか、休暇なのかも分ってしまう。これを店内の防犯カメラ画像と紐付ければ、その人の行動は一目瞭然。商流と監視社会、もうプライバシー保護と個人情報保護なんぞ大騒ぎしても水面下では膨大なデータが集積されている。

片割れ

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 その昔、二谷英明主演の「片翼だけの天使」という映画を観たが、今日のテーマは、これではなく「片割れ」。病気、老い、後悔など掲載テーマがネガテイブ過ぎるとのご批判をよそに、今回は、伴侶を亡くした時の心構えについて考えてみる。

 

 何気に何十年も夫婦をやっていて、突然、伴侶を亡くすと、その辛さから食事も喉を通らず、緊急搬送されることもあると聞く。知り合いのU氏は大手信託銀行の役員だったが、役員定年を迎え、夫婦で余生を楽しもうと住み慣れた横浜の戸建て住宅を処分し当方の自宅近くの新築高級マンションに夫婦ともども移り住んできた。

 

 ところが、転居して間もなく奥方が癌であることが判明。国立がんセンターで治療を受けたが、ほどなく帰らぬ人となった。そんな事情もつゆ知らずU氏宅を訪ねると、うす暗い部屋にコンビニ弁当を前に独り当人がうつむいている。声をかけると「これまですべて女房任せでやってきた。でも、いざ女房を失うと本当に辛い。食べるために生きているのか?生きるために食べているのか?が判らなくなる」と嘆いた。ほどなく、息子さん夫婦宅へ身を寄せたが、続いていた賀状のやり取りは、一昨年に急に途絶えた。

 

 地域の繋がりが薄れ、核家族化が進む中で遺族を支える人が減っている。2015年の国勢調査では、65歳以上で配偶者と死別した人は全国で約864万人。団塊の世代が70歳を迎えさらに増加の勢いだ。こうした遺族がサークルとなって励ましあう仕組みもあるが、悲しみは共有できても辛さは共有できない。

 

 こうした場面に限らず、そうした人に励ましや親切のつもりで周囲が「しっかりしなさいよ」「元気そうだね」「もっと大変な人がいるんだからまだましよ」「子供が大きくて良かったね」「あなたの気持ち良くわかるわ」等の声掛けは、遺族の気持ちを逆なでるだけ。

 

 聞くだけ聞いてあげて、そっと寄り添い手を握るだけで十分な癒しになる。旦那!!今からでも遅くないから奥さんの手を握ってあげたら・・・。

 

(今日のおまけ)

 最近まで勘違いしていた医療用語がある。「標準的治療」という用語だ、近親者の治療で医師からこの言葉を告げられた。素人ながら「普通の治療」「並みの治療」と思っていたが、実は大間違い。これまでの症例に基づいて、今できる「最善・最良の治療」を指すらしい。

 

 この標準治療があたれば確実に快復できる。母もこの治療方法で病は「完治」はしなかったものの「寛解」まで漕ぎつけた。重篤症例に対する治療に例外もあるが、患者に対する治療は、敗者復活戦のない一発勝負。どの医者にあたるかは別にして、その医者の診断、治療には素直に耳を傾けたほうがいい。その医者にあたるのも宿命と割り切った方がいい。