下駄を鳴らして奴が来る♪知り合いが能登の七尾に棲んでいる。今回の大地震では大変な目に遭ったそうだ。ただ、家屋が倒壊しなかったのが不幸中の幸い。そんな奴だが今朝も早くから雪かきをしているそうだ。
そんな彼が丁寧な手紙を添えて我が方の床上げを喜んでくれた。しかも銘菓を添えてだ。
どうやらその昔、当方が「うまいうまい」といって金沢で小脇にこれを抱えていたのを覚えていたらしい。それも今から40年以上も昔の話だ。控えめな甘さとでばらない奥行きは彼の性格そのものだ。
よくぞ覚えていてくれた。な!それに奥方様も当方のことを知るらしく、そんなに印象的なのかいささか狼狽する。
そんなよく仲間が今日の夕刻、LINEを通じて話すことに。一堂が会する必要もなく、こうして通じ合えるとは便利な世の中になったもんだ。
当時は、電話やテレビのある家は少なく、裸電球の下、冷たいホウトウすすっていたいたもんだ。市内では水道がやっと引かれそれまでは近所の井戸に水汲みをしに行っていたことを思い出す。
被災地の方には申し訳けないが、耐乏と不自由さのなかにこそ原点というか、生きようがあるような気がする。
そうした経験のない者は得てしてこうした災難にあったときに動揺し狼狽えてしまう。そこにこそ生命力というか生き抜く力を感じる。
さて、今晩は懐かしい思い出話とどんなエピソードが聞けるかどうか?
今から楽しみにしている。