Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

八ッ峰はオッかねえズラ!

f:id:koushuya:20210923111056j:plain

 拙者、日本百名山を全て踏破してはいないが、大方それに近い山は登って来た。でもどなたのようなピークハンターではないので登って登りっぱなしではない。じっくり時間をかけて登るのが好きだ。今日は趣向を変えてお山のアウトドアのお話しよっ!

 

 日本百名山とまではいかないが、山梨百名山はほぼほぼ踏破。(裏)高尾、(裏)つくば、(日光)赤薙や鳴虫山なぞは御庭みたいなもので気が向けば四六時中出かけていたものだ。

 

 とはいえ、ここまで登ってくると全く怖い目にも遭わなっかでもない。縄梯子、アンカーボルトなどが備え付けてあればそれは有難いのだが・・、だから、槍ヶ岳や甲斐駒などは恐るるに足りない。

 

 でも、戸隠山のアリの戸渡、山ヒルに血を吸いまくられた横川駅からの裏妙義。北アルプスの大キレット、刃渡りに不帰の剣。これは結構しびれた。大体、信州から新潟にかかる上越国境に近い山は、北になだらかで南に切れている。雪庇や豪雪のせいで風下にあたる山肌は氷雪とともに多くが削られキレ堕ちている。

 

 谷川岳の一の倉沢しかり。確かここへはマチガザワを登った気がする。途中の「懺悔岩・石」で道標につかまろうとした瞬間それがぐらつき危うく滑落しそうにもなった。まあ、今考えればオキノ耳とトマの耳の帰路で肩の小屋で戴いたコーヒーが美味かったことを思い出す。

 

 下山途中、熊沢小屋近辺で、前を行くオヤジさんが足を滑らせ骨折。天神平から救急隊が担架を担いで救助に来たことが思い出される。ロープウェイやゴンドラが途中まで運んでくれる処は救助も楽だし、スキー場だからヘリの離発着も容易だ。

 

 そうはいかないのが、八ッ峰、劔岳の八つ峰に並ぶが、かといって日本の銘酒ではない新潟の「八海山」は特におっかねえ岩場の連続の山だ隆雄。山頂の岩峰群をたどる道は非常に険しく、垂直に近い鎖場が連続する。過去に柴門ふみの父親が遭難するなど遭難者も多く、初心者が安易に取り付くことは危険極まりない。中ノ岳からの薬師岳を縦走して大日岳までこれは難儀。

 

 強風にあおられれば簡単に体を持っていかれる。ここは命知らずの岩稜、岩峰が連続している鎖場だけならよいが、鎖もないところがあって相当の登攀技術とテクがなければお薦めは出来ない。自信のない人、体力のない人、高度恐怖症の方はお薦めしない。

 

 景色は多少見劣りするが、素人の方は必ず迂回路を利用する方がいい。尤も修験道の山だから女人山界の山だと記憶している。下界で八海山を呑んで酩酊するにはよいのだがこの山マジで危険が危ない山田のうどんなのだ。