「アンチ」の意味は反対の意、「エイジング」の意味は加齢。日本語にすると抗老化または抗加齢をいう。加齢による身体的な症状を改善または予防するということで、老化を止めるという訳ではない。
でも、平安時代から不老不死(アンチエイジング)を願い、飢饉、疫病退散など占星術や天空の営みに人のの運命や宿命が決まるという教えを説うた人物こそ「安倍晴明」だ。結局、明治維新を機にそうした占いにも似た邪教は、文明開化の名の下に西郷隆盛や大久保利通の手で抹殺された。
すべからく、近代国家や技術大国を目指すには邪魔な存在だったのに違いない。でもそうした吉凶を占う世界と云うか、日本人の文化性は今でも脈々と生きていいる。例えば、仏滅の日に慶事や結婚式を挙げない。友引の日には葬式を執り行わないなど、いたるところで今でも生活様式の中に密着しているのが不思議だ。
今次のコロナ禍でさえヨゲンノ鳥とか、厄払いにお参りに伺う人が多いのも日本人の精神性かもしれない。
時にかねがね不思議に思っていたのだが、陰陽道と安倍晴明の五芒星とユダヤ教の五芒星。それに大日本帝国陸軍にも五芒星が使用されていた。
この関係性が不思議でならない。思想信条、宗教的に人心を司るにこの五芒星は深い意味を持っているのかもしれない。
それにしても歳は取りたくもなければ、「お歳にしてはお若いですね」てなことを云われれば悪い気はしない。アンチエイジング!陰陽師安倍晴明・・!!にでもオスガリシタイ。