Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「寒さ、暑さも彼岸まで」

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 とかいわれるように、アブラゼミからヒグラシそして今はコウロギや鈴虫が秋の音を奏でる。そんな中、お彼岸を前に例年になく二十数日も富士山に初冠雪があったという。もう山梨の田舎は冬支度か?余りに夏が短く、儚い。秋の虫の音色が聴こえ彼岸と云えば亡き先祖や親兄弟を偲ぶ季節だわ!

 

 彼岸は、春分の日秋分の日を境に七日間も訪れる。これは大きく太陽の動きに左右されている。五穀豊穣、秋に稲稲刈りに感謝したモノだろう。今年は冬が早いかも(サンニチ記事)9月20日(月・祝)、9月23日(木・祝)<秋分の日>に9月26日(日秋のお彼岸は、「秋分(しゅうぶん)」を中日とした前後3日を含む合計7日間を指すという

 

 秋分の日とは「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」ためのものとも。日本人にとってこの時期はまさに稲刈りの最盛期。田んぼのあぜ道に咲く赤い彼岸花が、まさに秋のお彼岸のシンボル。古くより秋彼岸は農村での稲穂の収穫を喜び、ご先祖様に報告し感謝をすることも兼ねた風習として根付いていて、秋分の日は、夏が終わり秋の到来を告げる日でもあるとのこと。

 

 「お彼岸」とは、「到彼岸(とうひがん)」という意味で、煩悩や迷いのある世界から悟りの開けた世界へ至ること、至るために行う修行のことを指す。つまりお彼岸とは、仏教者たちの修行の期間らしい。

 

 悟りの境地である彼岸にたどり着くために、迷いや煩悩を断ち切って悟りの境地に至るための修行がお彼岸に行われてきた。悟りの世界へ至るための修行とは、「波羅蜜多(パーラミタ、はらみった)」と呼ばれ、波羅蜜多には「六波羅蜜」と「十波羅蜜」の2種類があるようなのだが、仏教の主要流派である大乗仏教(個々の幸せではなく他・多民の幸せを祈る)では六波羅蜜が実践されていると聞く。お彼岸は、お盆や大晦日などと並ぶ、1年の中でも大きな仏事のようだ。

 

 冒頭の「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、春彼岸は冬から春へと季節が暖かくなり、また秋彼岸は夏の暑さが和らいで季節が涼しくなり、お墓参りをするには最適な季節に合致し、家族共々墓地へ出向き、季節の移ろいをご先祖様とともに感じるひとときでもあるとのこと。以下はネットの引用。

 

 「布施(ふせ)」とは、完全な恵み、施し。

有形・無形を問わず、人のために惜しみなく善いことをする。施す側も、受け取る側も見返りを望んだり、期待をしないこと。

 

 「持戒(じかい)」とは、戒律を守り、自己反省する。自分勝手になるのではなく、常識や道徳をもって自らを戒め、慎みをもって譲り合いながら生活すること。

 

 「忍辱(にんにく)」とは、完全な忍耐。辛いことがあっても困難に耐えて頑張ること。

 

 「精進(しょうじん)」とは、努力の実践。最善を尽くして、ひとときも無駄にすることなく努力すること。良い結果が得られても驕らず、更なる向上心を持つこと。

 

 「禅定(ぜんじょう)」とは、心作用の完全な統一。冷静に自分を見つめ、心を静めて平静を保って動揺しないこと。

 

 「智慧(ちえ)」とは、真実の智慧を開現し、命そのものを把握する。真理を見極め、真実の認識力を得ること。知識だけではなく、智慧を以て考えること。

 

彼岸だというのに、ここ二年は墓参りにも行っていない。罰当たりの毎日。夕べ隋分前のリバイバル映画、三国連太郎主役の「息子」をビデオで観ているのが複雑で辛かったわっ。どうやら当方、「智慧」もないようだ。