koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

因縁

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 暗い話ばかりが目立つが、さらにもうひと押し。お袋は70歳半ば過ぎ、左頸部に腫瘍が出来た。当初は本人も自覚がなく、周囲も軽く見ていたが、病理検査の結果「悪性リンパ腫」(蛇足ながら良性リンパ腫とは言わない)と判明した。標準治療で抗がん剤の服用と放射線治療を受けた。いずれの治療も何クールかに分けて実施された。案の定、副作用で髪が抜け内出血しやすい体となった。経過観察を続けながらも予後が良く、最終的には主治医から「寛解」を告げられた時は家族ともども喜んだ。

 

 ただ、標準治療は癌のタイプや進行度によって治療が行き詰ることもある。そのうえ、経過観察中に腹部大動脈の経が4㎝まで肥大していることが判明。高齢につき心臓血管外科手術に耐えらないと判断し、転院を希望。県内では2人しかいない医師の1人にステントグラフの施術をして貰い事なきを得た。

 

 一般的に大動脈は、直径が5cmを超えて来るとかい離(破裂)するといわれている。体の中心部にゴムホースが背骨に沿って走っていると思っていただければよろしいかと。そのゴムホースが加齢とともに表面がひび割れている状態を想像していただきたい。入院当時、担当の看護師にお袋が聴いた「破裂すると相当痛いんでしょうね。」すると看護師が答えた「おかあさん、大丈夫ですよ。痛みは感じませんよ、そんな間もなく亡くなってしまいますから」、お袋がいった「ああよかった、痛い思いをして死ぬのは嫌だからね・・・」

 

 それから6年間以上も長生きをしてくれた。そして、父が亡くなったほぼ1年後に誰にも看取られることなく独り施設の部屋から旅立った。そんな因縁があったのか今の徳兵衛の左耳下の頸部も腫れ出した。

 

(今日のおまけ)

 抗がん剤は、再発や多臓器転移がある進行がん患者に対する標準治療である。

 先に、大森赤十字病院の医師と薬剤師を対象にアンケート(「アンケート調査」や「未然防止」も間違った表現)によると、仮に自分が胃がん患者となったと仮定した場合抗がん剤治療対する考え方に82名が回答。

 

 結果、「受けたくない」、「限定的なら受けても良い」と回答したのは21名(25.6%)、その理由として「根治しない」、「時間が無駄」、「延命を望まない」、「副作用が辛い」などを挙げた。

 

 なんと4人に1人の割合で、効果や副作用があるだけに医療関係者の本音が出た格好だ。これが現実だとすればこの割合を高いとみるか低いとみるか?さて、貴方はどっちとみる?