まずは、カズ君お誕生日おめでとうね!
その昔、出入りの清掃会社のおばちゃんが」こっそり言っていたっけ!!
「掃除も大変なのよ、ゴミ集めに掃除機をかけて、トイレの掃除と」。ある日、事務所三階の男子トイレがやけに汚いという。そのころの会社は、今もそうらしいが、やたらと中途採用、嘱託再雇用者、転職や天下りが多く、それを機に当時の会社は一気に外人部隊の占領地となった。
中途採用や転職、天下り組は、決まって年配者が多く。用を足すにも仕事にも「キレもなければコクもない」。したがて、掃除婦がいうようにトイレの廻りがびたびたに汚れる。それを察してか庶務坦がトイレに貼り紙をした。「仕事も、トイレも一歩前へ!」と。
その貼り紙をみたクライアントのお偉いさんが言った。「こうした貼り紙をしなければ、マナーやエチケット、それに仕事にまで言及しなければ、やって行けない組織は最低だ!」と手厳しく叱られたことがあった。その時、的を射たフレーズに驚愕したことを思い出す。
家庭も会社も随所に、その組織体の個性、風土や職場の文化が滲み出てしまう。それゆえ現実を目の当たりにすると、日頃からのその組織の道徳観や品性が疑われてしまう。時として足元から城壁は崩れ、本丸は陥落する。掃除のおばちゃんの言葉が今も心に残る。
(今日のおまけ)
座っての排せつと汚れは、もとよりフランス革命時代前からあったようで、「穴あき椅子」を男女も常用していたようだ。そして、用を足しながらその場が、コミュニケーションの場でもあったとも聞いた。力士もそうだし中世の女性もそうだが、独りではとても用は足せず介添えが必ずついてお世話をしていたようだ。「ちゃんこ屋」の洋式トイレなぞは、普通の人間が座れば便器に、下半身から沈む。そのことはこの徳兵衛も体験・実証済み。
そんな諸々の事情があってか、徳兵衛は、いまは老いたが一歩前進の将来を考えながら、大小にかかわらず着座しながら用を足している。とはいうものの立って用を足すより、座って用を足す方が脳卒中のリスクは半減するそうだ。くれぐれも誤解なきよう、機能不全でもなく健康維持が本来の目的。当方「オカマ」ではないので念のため。