Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

宿酔盆に返らずⅢ

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  「他人をバカにしたがる男たち」という本が売れているそうだ。男というものは兎角、沽券を振りかざす。それも一流企業の管理職やエリートに多いそうだ。反面、ストレスにはめっぽう弱い。なぜ、そんな構図になるのか我ながら考えてみた。

 

 組織でも、団体でも良いのだがどこかの傘の下、つまり組織に属することによって安心感やプライドが生まれるのだろう。それに管理職ともなればなおさらだ。自己紹介を例にとればそのことが良くわかる。「××会社で経営企画部長を仰せ使っております○○と申します。」「どうぞよろしくお願いいたします。」といった具合に自身自分を紹介する。加えて他己紹介で「○○部長は東大法学部を首席でご卒業され・・・」とでも紹介されたものなら、気分は有頂天。

 

 でも会社を定年退職で辞めてどの組織にも属さなく肩書も無くなったときに、さて、自分自身を他人にどう紹介するかだ。自治会や町内会の会長でも務めていれば、何とかその場を凌げるが無職で肩書も無くなった時に、さてご当人は自分をどう紹介するのか?まさか「風来坊の○○です」ともいえまい。

 

 現役時代に組織の頂点に登りつめた人ほどこの落差に耐えられないそうだ。そのことはこの徳兵衛が退職してから家人となった時に思い知った。下手なプライド休むに似たり。

 

 つまり、どこにも属さなくなった自分をどう表現したらよいのか分らないのである。資格、免許や特技でもあれば、名刺の肩書に○○士の○○ですなどといって紹介もできるのだが・・・。

 

    当方、山登りを趣味としているが、あくまで趣味のレベル。だが、それが講じて一流の技術と体力を身に着け豊富な経験でも積めば「登山家」という肩書もつくのだが、今となってはそれも叶わない。

 

(今日のおまけ)

 若い時から晩酌を続けても、年を取ると酒量が次第に減ってくるうえ翌日にも酒が残る。以前の掲載テーマにも被るがその原因は大きく2点。

 

 一点目は、まず肝機能の低下。毎日、毎日アルコールを解毒する分解工場をフル稼働させ続ければ当然のことながら肝臓はくたびれてくる。結果、アルコール自体を体が拒否する。

 

 二点目はアルデヒドを分解するには多くの体内水分が必要だ。酔って夜中に喉が渇き水を飲みたがるのもそのせいだ。体内の水分比率は赤ちゃんで80%、60歳を超えてくるとその比率は50%以下となる。お年寄りが夏場熱中症に罹たり、冬でも倒れるのはそのせいだ。深酒をして翌日二日酔いに陥るのは、解毒に脳内の水分まで使い切ってしまうからだ。若くても過度な飲酒は禁物だ。「宿酔(覆水)盆に返らず」、秋の夜長、お気をつけ下さいませ。