Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

何を今さら( `―´)ノ

f:id:koushuya:20190515005830j:plain

    正直申しあげて、正銘の芸風のない「明石家さんま」、笑い顔でも目が笑っていない「笑福亭鶴瓶」、才能もなく喋りも下手な「北野たけし」に、少しも話に深みがなく上滑りの「タモリ森田一義)」。この無能四銃士だけは、どうしても当方のDNAが受け入れを拒んでいる。それでも仕方なく、番組が番組だけにタモリがMCを務める「NHKスペシャル人体Ⅱ遺伝子 "DNAスイッチ"が運命を変える」を視聴することにした。

 

    専門的には「エピジェネティクス(後成遺伝学)」と呼ぶらしいが、DNAにはまるでスイッチのような仕組みがあって、その切り替えによって遺伝子の働きががらりと変化するらしい。その結果、体質、能力や病気のなりやすさなどが変わり私たちの運命や人生までもが左右されるという。マジスッカ!そんなことあるわけねぇーだろう。と思いつつノーベル賞受賞の山中教授がそう言っているのだからと、一応話は聴いてみた。

  

    番組は帰納法によって同じ受精卵から生まれる双子、一卵性双生児の研究をきっかけにして一卵性双生児は全く同じDNAを比較。すると次第に2人の体が変化していき、最終的に双子の運命は大きく変わることを検証していた。

 

    例えば、ガンなどの病気に対する1万6千組の一卵性双生児のデータの解析によれば、生まれ持った遺伝子が原因でガンになる確率は、たった8%ほどしかない。残りの原因の殆どが育った環境や生活習慣などが影響しているとの定説は一般的だ。ところが、最近の研究では、そこに"DNAのスイッチ"が大きく関わっていることが分かってきたという。

 

   つまりDNAのスイッチがオンになって「ガンの増殖を抑える物質」が作り出されると、がんが抑え込まれ健康な状態が維持できるらしい。で、ガンの発症などこの悪さをするその張本人こそが「DNAメチル化酵素」だという。

 

 以前から、ガンは自己免疫疾患で最近でも手術、抗ガン剤治療、放射線治療に続いて第四の治療法として「自己免疫療法」に注目が集まっている。それに大きくするのが、食事や運動などの生活習慣だが、その一方で、メチル化酵素を抑え込む遺伝子操作やNK細胞を増殖させることなどにより、がん撃退、記憶力アップや若返りが可能になるというのだ。

 

    特に番組内で面白かったのが、「衝撃!子や孫の運命まで変わる?"精子レーニング"」のコーナー。コペハ大の科学者がこのスイッチによって、自分の運命だけでなく、自分の子や孫の運命まで変えられるかもしれないとの仮説にたって研究を続けている。

 

   それを"精子レーニング"と称して、オスに対して毎日1時間の有酸素運動を6週間続けさせ、子作り前のいっときだけ、みずからのメタボを改善させる。それによって、精子の中のメタボに関わるDNAのスイッチを健康な状態に切り替え、生まれる子どもに遺伝させようとする実験を試みている。こんな話、番組が終わってもにわかに信じ難い。馬鹿かいな!阿保かいな!石狩川を遡上する雄鮭じゃあるまいし、雄にばかり負担と責任を負わせて・・・。

 

   尤も、いまさらそんなことを言われたところで「トキも、すでにオソシ!」45年以上も前に云っておいてくれれば、大病も患わず、もう少しまともな子供や孫が産まれていたのかもしれなかったのに・・!