Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

原口元子風に「お勉強させて頂きます」

 

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   墓守と仏壇にお祀りしてある父母の位牌を護るのは、惣領のお勤め。以前にもお知らせしたとおり、毎朝、掌を合せてのお勤めに位牌を確認すると、ご位牌が前に出て押し戻すとカタッと音を出す。そんな時、黄泉の国から爺さんか婆さんが何かを言いに来たかと勝手に思い込んでいる。今日も散逸したどうでも良いお話が盛り沢山。お付き合いのほどを。

 

   では、最近の出来事数件についてのご報告。まず、昨日の大学病院での受診結果については再発も転移もなく事なきを得た。でも普段から気になっていた。下肢の冷え、頻尿、残尿感と経腸管の抜管については糖分泌科と食外科を受診の結果、尿障害は糖尿薬の服薬停止による増悪。抜管については肉芽が化膿している為、直ちに抜管に相成り候。良いのやら悪いのやら病気との付合いもアチラさん(病)は執拗に当方を追いかけてくるようだ。

 

    もう一件のご報告、先月末、知り合いから山梨牧丘の見事な「巨峰」が届いた。たまたま自宅に孫がいて愛好物のこの葡萄を与えたが全て、房から一つひとつを切り離して口にしている。その姿を誰も咎められない。葡萄の粒は房から切り離した瞬間、甘みも風味も落ちる。タネ有の方が味もあるというのに首都圏では種無しに人気がある。そんなことなぞ小さな子は知る由もない。本物の味が分からないのは可哀そうといえば可哀そうだ。栗、柘榴、胡桃、木通、栃の実や桑の実の味やカタチを知っている子供たちは何人いるだろうか、だから、それらをしっかり伝えることが地元、家庭や爺婆の役割・使命だとも思う。

 

   ついでに折しも、ここ数日、テレビのチャンネルを廻せばどの放送局も皆、最強、超大型を連呼の台風19号到来のニュースばかり。進路予想、メカニズムと15号被害の南房総の様子やS.Cで防災品を買い漁る来店客に、法外な違約金を請求される結婚式場を予約済の新郎新婦らへのインタビュー。品薄を煽り、休止や延期を見事に繰り返し不安だけで庶民の不安を助長する、こうした姿勢は如何なものか?TV局は完全に「アンバランスが崩れている」。

 

    まあ、どの番組をとっても、かの「東日本大震災」の教訓は活かされておらず、避難施設や企業、市町村の支援・協力体制など利活用情報を提供してくれるのがTV局本来の報道だと思うのだが。とはいえ、台風到来真最中に長男家族は本当に今日(土曜日)の日中、千葉への引っ越しを本気で強行するつもりなのだろうか。父親の当方としては、「危険が危ない」。むしろこちらの方が気にかかる。

 

   今日の話しもぶっ飛びマスタが、先人たる今のお年寄りたちは、昔からの因習、慣習や伝統を伝承できても携帯電話の操作をはじめ現代知識や技術にはめっぽう弱い。だから、セミナーやお勉強会へのお誘いにもやけにキョヒル。つまり、お年寄りの習性として、自身が知らない未知を知ること、知らないことや未経験自体を怖がるのだ。

 

    そんな中、愛妻のお薦めもあって、当方、暇に任せて市民センターで近隣総合病院の血管外科部長の「切る切らない二刀流」と、泌尿科医長の「ロボット診療(前立腺病治療)の進化」の二講座を聴講、お勉強させて頂いた。募集4百人の定員に2百人強の参加者が集まった。

 

    勿論、平日だからお年寄りしかいない。とにかく、お暇なお年寄りらしくご参加者のみなさん演壇の直前席に着座。これではスクリーンにあまりに近づき過ぎて観にくいだろうに、と思いつつこの光景に笑った。

 

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   第一部の血管外科講座は、殆どが「ステント・グラフト」の先進医療技術のお話。第二部は今春導入した手術用ロボット「ダ・ビンチ」治療を売りにした講演だ。ステンㇳは生前母が腹部大動脈解離を回避するためステント内挿術の道を選んだ経験がある。当時県内勤務の専門医は2人だけだったが、お陰で母の寿命は五年以上も伸びた。

 

    それに手術支援用ロボット「ダ・ビンチ」はもともと前立腺や膀胱がんに多用された医療技術だ。どうやら参加のご高齢の聴講生の殆どは、このロボットがコンピューターを使って治療してくれるから、医師が手術するより安心だと錯覚、勘違いしているようだ。だからお年寄りには一から丁寧に説明しないといけない。

 

   医療費や社会保障費が増嵩する中、先進医療技術を「ウリ」に短期間入院で高収入を上げるにはこうした営業講座も必要かもしれない。最後に一言、血管障害は心臓から一番遠い下肢に影響がでる。女性に多い下肢静脈溜には医療用下肢ストッキングの着用が最適だ。 

 

    手術などで立ち時間の長い演者のDr.も愛妻もサンタンブラウンの圧着ストッキンングを愛用している。