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koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

パロる

アイテム

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 先日話題にした若者言葉「〜る。」から入ってみた。「パロディ」とは、「原型や形式などを借りながら風刺の利いたもや真似たのを言う」、「パロる」とはそれを動詞にしたもの。原型や元の作品の存在を隠したものは「佐野る」という。東京オリンピックのエンブレムがその典型、これは「偽造」で商標権侵害という立派な犯罪だ。その昔、CI(コーポレート・アイデンティティー)の一環で元勤務先のロゴマークロゴタイプを有名デザイナーと組んで、苦労しながら作り上げたことがある。

 

 社章、名刺、封筒、用箋や看板に至るまで、色(5色)、形、重さ、大きさやマークやロゴタイプの配置までをデザインマニュアルできめ細かく決めた。そしてそのマニュアルを使って全社の各部門に使用上の注意事項として徹底した。そのうえ、弁理士を通じて、特許庁に産業分類表の5部門に限って類似ロゴが後発しないよう商標として登録した。ただ全産業部門に登録しなければ、登録部門以外の業種は類似商標であっても使用は可能だ。例えば、極端ではあるが河童をモチーフにスポーツ会社が「ランニング事業部門」だけにロゴマークを登録したとしよう。そのマークの類似マークを同業他社が「水泳事業部門」に登録・使用しても、先のスポーツ会社は異議を申し立てられない。

 

 その後、徳兵衛が関わった「ロゴマーク」は、マニュアル違反のデザインや色合いの違うマークが社内に横行。結局それは、役員や総務部門が経費節減を御旗に勝手に偽造したものだった。最後はデザイナーにも呆れられ、「御社はCIを展開できる企業にはあらず!」と手厳しく叱られたことがある。今も元勤務先のマークを見ると怒りがこみあげて来る。笑いとコストと心に余裕がなければ、こうした風土の旧来人には創造的事業や業務にこれ以上手を染めてもらいたくはない。

 

(今日のおまけ)

 1つ百万円以上もする「フランク・ミューラー」の腕時計、それに相乗った高々4千円でパロった「フランク・三浦」の腕時計。商標権の侵害だと、とうとう最高裁まで争われたが、三浦さんの勝ち(勝訴)。久し振りに司法の賢明な「お裁き」に敬意を表する。

 

 因みにスポーツ用品メーカーの「(adidas)アディダス」をもじった「(ajidas)鯵ダス」、「(asedas)汗出す」や「(andes)アンデス)」。相田みつおの「にんげんだもの」をもじった「にんげんけだもの」、蚊取り線香の「金鳥」もじった「緊張」や「豪華粗品」は受け手の心に余裕がなければ素直に笑えない。これを「くだらない!!」と思う方は、当意即妙が判らぬ「扇子なし」の方か、または「難船っス!」な、お・か・た。