Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

アンダー・コントロール

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 「依存」とはいうが「共依存」とは、聞き慣れない方も多いことでしょう。これって、精神科やセラピーなどでも良く使われる言葉だ。親子にも夫婦の関係でも「共依存」があるという。子供に対して絶体的な力を持つ親の前に、わが子には自分自身の存在感が生まれず、親に服従している方が気楽に生きていけると錯覚してしまう。こうした親子の関係が互いに切れず、別れることもできない。

 

 親の教育方針に沿って、親の言うとおりに進学先を決め。就職活動にも親が同伴し口を出したりもする。自分で考えなくなった子供は自ら行動することが出来ない。小さい頃から兄弟が多く、親の手が回らず放牧(任)状態で育った子は全部とは言わないが、耐性が強く、自我もあり自らの道を自らの手で拓く力を持つ「傾向」が見られる。

 

 どうやら、こうした共依存って「夫婦」や「職場」にもあるんだって!精神的に自立していない夫婦や上司と部下もいて、本人同士は、悪気はないのだが互いが自分に甘えて相手に依存してしまう。先ほどの親子もそうだが、裏返せば「親が子離れできない状況」を親が自ら作り上げてしまう。そうなるともう大変、一度たりとも子供や部下が自から別れてしまうと狂ったように子供や部下を探し求めたりする。

 

 子供そうだが、ペットも同じだ。小鳥、飼い犬や猫が家から逃げ出して、野良犬や野良猫にでもなったらと、不安、焦燥に駆られ、夜も眠れず近所の電柱に貼り紙はするわ、交番には聞きまわるは、そりゃ!もう大変。実は、それが互いにとって一番の潮時(別れ時)だったのかも知れないのに・・・。  今日の最後に共依存の親子、夫婦の最大の特徴を一つ。一見すると外見からでは判らないが、内に秘めたる劣等感が常に潜在し、他人と比較するのが癖だそうだ。あなたのいつもの口癖「・・あたしって!綺麗?」

 

(今日のおまけ)

 「鬼の居ぬ間に洗濯」、どうも当方が不在の時に娘夫婦がこっそり当方の自宅で寛いでいるらしい。その形跡は、家じゅうあらゆる処にある。何しろゴミの量が半端なく、ゴミ袋がオムツで重いのと、普段飲まない缶ビールの空き缶がゴロゴロ転がっているのが動かぬ証拠。

 

 こちらもいつまでも娘たちをお客さん扱いはしないから、「たまには当家の家事でも手伝え!」と小言の一つも云いたくなる。それを察してか、当方が不在の時間を巧くすり抜けていく。女房も最近、孫の話を口にしなくなった。どうやら裏で繋がっていて口裏を合わせているのに違いない。

 

 これって母娘の「共依存?」それとも、この徳米兵衛はすでに母娘の下に「アンダー・コントロール?」されてしまったのか。

『驚異の小宇宙、人体』

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   今年の9月30(土)から連続8回放送NHKスペシャルで『驚異の小宇宙、人体』の続編番組が始まったのをご存じの方も多いだろう。司会はタモリと、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授。

 

 この番組のコンテンツは実に興味深く、これまでの「人体観」を覆すパラダイムシフトが起こりつつあって、なんと「体中の臓器が互いに情報をやりとりすることで私たちの体は成り立っている」という驚きの事実が次々と解明されていく。それによって認知症、メタボなど困難な病気を克服する新戦略が見え、神秘的な体の秘密を解き明かしていくという内容だ。

 

    つまり、かつての医学では、脳が司令塔として体の各器官に、様々なことを命令する信号を送っていると思われてきたのだが、最近の研究では、身体の各器官の細胞がそれぞれ『意思』を持ち、自発的に他の器官へ、相互に多様な信号を送っているということが分かってきたという。

 

 そして、その細胞が発信する信号である「メッセージ物質」が、研究の現場では猛烈な勢いで発見され、解明されているという。例えば、ガンになった人が抱えるガン細胞も「メッセージ物質」を発しているそうで、その物質が血液内に含まれているかどうかを確認することで、今までよりもはるかに簡単にガン検診ができるようになりつつあるらしい。

 

 逆に、自分を守る細胞である「抗体」についても同じことが言えて、「抗体」の「メッセージ物質」の行き違いによって「自己免疫疾患」が発症するという。当方も腫瘍を抱え大学病院に通院しているが当方の近くにも「自己免疫疾患」から腎不全となり現在、血液人工透析を週三回行っている方もいる。

 

   番組では、リュウマチで重篤になっていた患者さんを取り上げていて、患者の「自分を攻撃してしまう抗体」が発信する「メッセージ物質」を解明し、それを抑制する治療をしたところ、なんとリュウマチが快方に向かったという、驚くべき内容であった。

 

   折しも、最近、マウスに対する実験でも腎臓自体が復元できるという報道もあった。いち早く人間にも治験して実用化してもらい愚妻の病気(腎不全)が快復することを願うばかりだ。

 

(今日のおまけ)

 地元山梨の都留文科大・非常勤講師の河添誠氏が委員を務めるブラック企業大賞2017に、今年は①ゼリア新薬工業、②いなげや、③パナソニック、④新潟市民病院、⑤NHK、⑥アリさんマークの引越社、⑦大成建設株式会社・三信建設工業大和ハウス工業に大トリには⑨ヤマト運輸の9社がノミネートされた。

 

 因みに昨年は、女性社員の自殺を契機に、社員の自主申告によって24億円弱もの残業代を支払った「電通」。

 

 随分と「働き方」の是正に熱心に取り組む政府や官庁。一時、旧大蔵省の主計局の職員が何人もが中庭に飛び降り自殺したことは記憶に新しい。もし、当時こんな大賞でもあったらとっくに受賞していただろう。

 

 今、選定委員会からノミネートされた企業には授賞式への招待状を送っているようだが、これまでに出席した企業はないという。なお、大賞を受賞すると、副賞として皮肉にも「労働六法」が贈呈されるという。

喝だ!!

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   走友会の旧知のKさんが11月上旬に逝ったことをサークル会員間のフリーメールで知った。後にこれは誤報だということが判って、情報発信者は平謝りだった。こうしたセンシブな情報を真偽を確認しないままいとも簡単に発信してしまうと関係者はおろか存命のご本人に対しても失礼千万である。

 

 特にメール発信したり、ネットにアップしてしまうと誤情報を取戻すことも出来ず、誤情報が拡散し取り返しのつかないことにもなる。その上、情報が錯綜して伝言ゲームのように少しづつニュアンスや事実が歪曲して、情報発信がマルと発信しても最終的に情報を受け取る側がバツ(罰)を受け取ってしまうことさえある。

 

 くれぐれもこうした類の情報発信には、迅速性より確実性を優先していただきたい。当方もこれを他山の石として誤情報をアップしないようこれからも努めていきたい。

 

 てなことで、本日はKさんへの「送る言葉(回想)」アップする予定でしたが、急遽取りやめた結果、紙幅が随分と余ってしまいました。

 

(今日のおまけ)

 病院の入院受付。患者はこれから起きるであろうことに、「不安」、「緊張」、「戸惑い」や「焦り」などが入り混じった複雑な心境で入院を待つ。それを受付係は入院生活のガイダンスを伝える以上に患者の心に寄り添わなければならない。

 

    患者の「思い」を聴き、それを知って理解を示す。第三者の職業人であればこそそれが重要なのだ。そのことは先日掲載の「講演会聴講」でご愛読いただいている皆様にもお伝えしたつもりだ。

 

     時に、先のN御大の入院と第一次手術日が決まった。手術の成功を心から祈っている。

マスク美人

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    審美眼とは物事の本質や価値を見抜く力という意味である。最近のネット、ユーチューブやツイッターもそうだがプレゼンスを行うにも匿名を語る者が多いこと、多いこと。裏情報もフェイクであったりして、読者や世の中が混乱することをあたかも喜んでいるように見える。その一方でネット検索ばかりしていると自ら論理的な思考回路が働かずバカになるという。東大の偏差値が下がったのもそのせいだと某予備校講師の林修は指摘する。

 

 さて、今日は偽札とマスク(今日のおまけ)のお話。中国では駅の券売機に硬貨投入口が無く、紙幣投入口のある券売機も限られていると聞く。それに映画館やテーマパークの入場口でも似たようなことが起きているらしい。その反面、日本国内にはそうしたことをあまり見かけたことがない。素直に考えれば隣国では電子決済化が進み、わが国は、今もって「現金第一主義か?」と思いきや、実はそうではなさそうだ。

 

 現金の流通や決済を抑えている国は、偽造硬貨・紙幣が多く現金決済のリスクが高いため現金を敬遠する傾向があるという。逆に言えば長年使用しても劣化しない日本の造幣技術は世界に冠たるものだと自負してもいいだろう。でもオリンピックなど国際的なイベントが近づくと偽札が出回るのは世界各国共通の事案。

 

 日本国内でもチケットショップで外国紙幣と円交換できるよう規制が緩和されたが、最近、偽100米ドル紙幣の両替が横行しているという。元々、米本国では、高額紙幣での買い物は店側に拒絶されることをご存じだろうか?やがて、東京オリンピックを前に日本に偽1万円札が出回るのもそう遠くはなさそうだ。

 

(今日のおまけ)

 職場でも学校でも乗り物の中でも、最近マスク姿の人がヤケに多くなったと思いませんか?数年前、マスク製造業者がインフルエンザ流行を煽り、機に乗じて売り上げを伸ばしましたよね。でも、諸外国ではマスクでは流感やインフルは防げないと殆どの外国人はマスクをしていない。これって不思議なことだと思いませんか。

 

 では、なぜ日本人は外出する時にマスクをするのか、女性ならスピン顔を見られたくない。男性ならヒゲ面を見られたくないといったところだが、マスク肯定派は目力を養うためとか詭弁を弄する。でもコミュニケーションは言葉だけでなく口元や表情からも窺い知れる。

 

 ものまねマスク芸人の「ざわちん」は、マスクを掛けて言葉を発せずメイクとヘアスタイルを変えるだけで本人と見間違えるような雰囲気を作り出す。それに周囲は簡単に騙されてしまう。それが「芸」だと判っているからこそ観衆も喜ぶのだが・・・。

 

 そのうち、街じゅうに無口なマスク(ウー)マンがあふれかえり、簡単に社会を欺くことが出来そうな時代がやってきそうだ。真贋を見極める力こそが本当の「眼力」なのだ。

嵐の前の静けさ

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  以前にレンタルビデオ店、格安居酒屋、パチンコ店やネイルサロンは消えゆく業種だということを述べたが、どの業種ともそんなに先行きは楽観できそうもない。ここにきてメガバンクが今後1万人規模で人件費を圧縮するという報道が相次いだ。

 

 働き方の見直し、機械化による業務効率のアップとか少子高齢化による配店の見直しなどと表向きの理由は、もっともらしいが内実は深刻だ。日銀のマイナス金利政策により貸出金利息の収入は減るは有価証券運用の利息・配当は減少するはでは、経営基盤が相当しっかりしていなければ、どの金融機関も置かれた状況は同じだ。

 

 人件費に手をつけ出すのは最後の最後、その前に物件費に手をつけないと行員らは納得しないしリストラも進まない。そこでいち早く手をつけるのが各行の店舗政策だ。店舗を置けば給水光熱費に始まり、賃借(テナント)料や固定資産税、それに人件費にATMなどのシステム関連経費は大きな負担だ。

 

 撤退・廃店の兆しは、まず、店頭に設置のATM稼働台数がお客の知らぬ間に減少し始める。ショッピングセンターやターミナルなどに設置の店外CDやATMも同じく撤去が進む。 次のステージでは店舗で働く行員の削減と配置転換が進み、窓口端末の撤去も同時に進み各種の金融サービスの提供が後退する。そしてお客をコンビニ端末(ATM)駅の相互利用端末(ATM)に誘導させ、その後、その店舗はCDやATM一台きりの出張所扱いの無人化店舗となり、やがてその出張所は他の支店や営業店に吸収、店舗統合される。こうして物件費と人件費を一気に圧縮する。これどの業種でもお決まりのパターン。

 

 あのお堅い銀行でさえ、今、この有様だから他の業種にしてみれば何をか云わんやだ。不安を煽るつもりはないが、リストラや希望退職の嵐が吹き始めるのもそんなに遠くはないかもしれない。そんな時代にあっても安定している業種、それはね?国民の税金で飯を喰っている政治家と公務員!

 

(今日のおまけ)

 では、リストラに備えてどうすればよいか?資格取得や独立を考えているようでは上手くいかない。今までいた組織の価値観や考え方を引きずってもダメ。子供の教育資金や住宅ローンの返済を案じてもどうにもならない。そして、夫婦揃って落ち込むのも尚更良くない。 「人生何とか成るもんだ!」ぐらいの気持ちでいないと、パパのピンチに家族全員が潰されてしまう。励みにはならないだろうが、一言だけいっておけば、知り合いが大勢いた山一證券が清算されたとき、拓銀が倒産した時、シャープ、NECに東芝も危機だが、従業員全員が自殺したわけでも一家心中したわけでもない。

 

 要は日頃から「素」の自分を見つめ自分を知っておくこと。会社を辞めさせられたときにそれが勇気となり力となる。これ当方の経験から、「私、役員できます!部長やってきました!!」では、世間からは全く相手にされない。