Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

そして誰もいなくなった

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 1つひとつ人手によって作られてきたモノが、朝ドラ「ひよっこ」にも登場したようにベルトコンベアを前に工員による流れ作業に変わり、今やモノは機械が作り出す時代になった。商品の規格も品質も均一化され、モノづくりに携わる人間も特段正社員である必要もなく、いつの間にか派遣社員が社員の過半を占めるようにもなった。

 

 みんなが買ったり、食べたり、使ったりしてくれて、モノが売れた時代は、モノを沢山作る必要があったせいで作業を効率的にするため機械化がどんどん進んだ。でもそれが進み過ぎたため、働き手の手は次第に要らなくなり、その結果給料は減り、街に失業者が溢れるようになる。さらに追い打ちをかけるかのように人口減少と少子高齢化が一段と進み、さらにモノは売れなくなる。

 

 するとモノを作っても誰にも買ってもらえず、どの会社もどの家庭も行き詰る。お金はあるのだが売れない、買えない状態が続く。でも子供家族への仕送りや自分たちの最低限の生活を維持しようとするために懐のお金は次第に減っていく。すると世の中にお金が回らなくなり、盗みなどの犯罪が横行して景気はおろか治安も今以上に悪化する。

 

 そのうえ、人工知能(AI)とやらを搭載したターミネーターモドキが人間に代わって仕事をするものだから、工員はおろか教師、医者、警察官、消防士、会社員は殆ど要らなくなる。食べることもできず、何もしなく出来なくなった人間はその先はどうなるのか。殺戮が繰り返され、やがてターミネーターが人間社会を支配する。そんな近未来がそこまで来ている。

 

 今日のお話はいかがでしたか?経済理論の一面を判りやすく噛み砕いて掲載してみました。つまり、消費が拡大しない中で技術革新やサービスだけが高度化しても生産と消費のミスマッチが拡大するだけでさらに経済は悪化する。今は明らかに需要低迷下で供給が過多の状況なので、社会構造が大変化しない限りデフレは解消しない。

 

 「ヘリコプター・マネー」とかいって町じゅうに金を空からバラ撒けば、拾った人が消費行動に出るのではといった議論が、まことしやかに流れるのはそのせいですヨ!その前にあちらこちらでミサイルが飛び交う紛争や戦争が勃発するかもネ。

 

(今日のおまけ)

 公園のベンチにボーとしながら座っている徳さん。柵に囲まれた砂場で子供たちが無邪気に砂遊びをしている。この柵、親御さんが目を離しているうちに、子供がどこかにいかないように工夫されたものだとてっきり思い込んでいた。 

 

 ところが、それは大きな勘違い。野良猫や野良犬が砂場でオシッコやフンをするのを防ぐのが最大の目的だと隣のベンチに座っている人に教えられた。

 

 車のリアウインドのワイパーのアームにレジ袋が吊るされている光景をよく見かけ

る。これ、実は車内にいるペットの糞尿や赤ちゃんの使ったオムツだということを知ってました(これは知っていったので公開関連情報)?

 

 これ、道路運送法・道交通法違反ですので呉々もお気をつけくださいネ。

差別用語「女子力」

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 知らんかったわ!女性同士では平気で使われるのに・・・・。走友会メンバーの女性書家の先生も「女子力を上げて走りぬきましょう」てな、ことをよく言っていたことを思い出した。ただ、これを男性が使うと女性差別に取られるようだ。特に女性らしさを褒めて「女子力あるね」と来たらレッド・カードで一発退場だ。「らしさ」を「力」に置き換えただけなのに・・・。

 

     一昔前なら、気働できる「女性」、挨拶が丁寧でにこやかにほほ笑みかけてくる「女性」、料理が上手な「女性」やお茶の出し方が上手い「女性」。この「女性」という言葉をセンテンスの前に持ってくるとそのことが良くわかる。

 

   即ち、女性は気働きができて、笑顔が素敵で料理が上手いことが「女性らしさ」であって、それができない女性は「女性らしさ」がない。つまり性的差別、偏見というか人格否定にまで繋がるという。そういえば90年代後半ごろから「スチワーデス」は「キャビンアテンダント」に、「看護婦」は「看護師」に呼び名が変わった。その上「ビジネスマン」は「ビジネスパーソン」に呼称が変わった。

 

   この「らしさ」、日常会話でも多用されているが、どうやらこの先、会話から消えるのではないか。最近では「老人らしさ」の「老人」が差別用語として標的にされ始めた。「老人向け」は「お年寄り向け」に代わるらしい。だったら「後期高齢者」などは、明らかに差別用語にはならないのか???  この世から「らしさ」が消えたら、自分らしさも失いそれこそ味気のない無彩色の世界しか残らない。行き過ぎるのも程々にして貰いたい。

 

  (今日のおまけ)  差別用語同様にパワハラ、セクハラ、アカハラなども暴力として捉えられるご時世。これじゃ仕事にもならない。毎日がハラハラの連続、権利を主張する前にやるべきことはやる、義務を果たしてから主張してもらいたいものだ。

 

  これもおまけの一つ。「笑い」のタイミングを外すと「嘲笑」、「上から目線」や「差別」と捉えられるので、これも要注意だ。例えば、米国では黒人のコメディアンが黒人をネタに笑いを取るのはセーフだが白人芸人が黒人をネタに観客から笑いを取ったらどうだろう。明らかにこれはアウト。「人種差別問題」として全米各地でデモが起きるだろう。

 

 「笑い」も「らしさ」もなくなれば、鉄仮面のようなゾンビが街に溢れ出て、それこそ人間らしさを失ってしまう。

涙君サヨナラ

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 当方の周囲で、最近、涙を見たのは孫が泣いた時ぐらいで、大人の涙は葬式ぐらいでか見たことがない。統計的には圧倒的に女性に泣く人が多いのだが、男女とも良く泣く人は、精神面が幼く、物事を割りきって考えられない人が多いのだそうだ。つまり強気な女性は滅多に涙を流さない。  

 

   感情、感動した時や心が揺れた時に出る涙もあれば花粉症でも涙が出る。でも、人間以外に感情によって涙を流す動物はいない。涙を流すことで脳内にエンドルフィン(幸福ホルモン)が作用してストレス解消となるケースもある。   感情による涙にはタンパク質が多く含まれ、ウソ泣きは塩分が多いだけで水っぽいそうだ。

 

 何十年も前、会社の女性同僚一人に男性社員と当方三人で業後、呑み屋に立ち寄った。その時彼女が「泣き上戸」だということを初めて知った。酒が進むにつれて身上を語り始めて最初はクシュクシュ泣きながら話していたものが、こちらの男二人が相槌を打つたびに次第にボルテージが上昇、最後には、ギャン泣きで周囲の目もあって慌てて店を出たことがあった。

 

  後日、知ったことだが実は彼女は、一緒に呑んだ年下の男性社員にかなり前から好意を寄せていたようで、その涙は彼への愛の告白だったのだ。これだから女性の涙は厄介だ。隣に座っていた当方は刺身のツマ的存在。あの時のデカいギャン泣きは、それほど愛が深かったことを物語っていたのかと思うと何とも言えない。時として、女性は涙を武器に使うのでそういう人には近づかないのが賢明だ。厄介なことになることマ・チ・ガ・イ・ナ・シ。

 

 そういえば、愚妻は自分たちの結婚式でも泣かなかったし当方の両親の葬儀の時も涙一つ見せなかった。ウソ泣きでもしてくれりゃその場が収まったのに・・・その強い女性に毎日泣かされている徳兵衛であった。

 

(今日のおまけ)

 先日、今話題の東京都条例(案)が可決され、受動喫煙範囲が広がった。罰則はないが検挙はできるそうだ。その範囲がベランダはもとより家庭(室)内にも広がった。喫煙家のオヤジ諸君は喫煙家の女房をもらい直すしか煙草を吸う道が無くなった。それも未成年者が室内にいたらこれもアウトだそうだ。それじゃってな訳で、子供の頃から子供に煙草を吸わせりゃいい。

 

 でも喫煙家のみなさん御身内に嫌われたら、家で煙草を吸った日にゃあ警察に通報されますぞ!愛煙家は益々肩身が狭く居場所がなくなる。

買い急ぎ、生き急ぎは事故のもと

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    通販で良く聴く「オペレーターを増員して」「ただ今から1時間以内に限って」「200台ご用意させていただきました。」のフレーズに煽られて、ついつい要らないもの買い込んでしまうのは、この徳兵衛だけではなかろう。人間の購買心理を突いた巧妙なフレーズ。

 

   何かすぐにでも買わないと、バスに乗り遅れ、取り残されてしまうような不安心理が働く。どうやらこれは台数でも先着でもそうだが「限定」という言葉に酔わされ、それが手に入ると何か優越感に浸れるトリックが脳内で働くようだ。

 

   何でその商品を買うのかの動機より、この優越性が先行してしまうのだろう。200台とはアナウンスしても業者側では400台も500台も商品を用意している。分っちゃいるけど人間の心理は、時間や期間、数量の限定にとにかく弱い。

  

   セットプランも同じで、中身や使いもしないアプリケーション満載の携帯電話やパソコンにもすぐ手を出してしまう。最近、そうしたことにユーザーが気付き始めたのか携帯電話大手3社の契約件数が昨年から5万件も減っている。アプリやソフトで儲からなければ通信料で稼ぐのが彼らの常套手段。格安スマホならそこら辺りにゴロ、ゴロある。

 

  「今なら」「このセットプランをご利用いただければ」の甘い言葉の裏に、高いものを買わされていることを肝に銘じておいた方が良さそうだ。

  

   今日は、なぜこんなお話をしたかと申しますと、長年愛用していたiモード搭載のガラケーがすでに生産中止。故障したら一巻の終わり。ガラホかスマホに乗り換えなければと買い焦る気持ちを抑えようと、敢えて掲載させていただいた。

  

   そういえば、最近妙に大竹しのぶがドコモの「らくらくフォン」を宣伝しているのもそのせいかも知れない。納得!!

 

(今日のおまけ)

    我が家の自家用車の走行距離は10年経っても3万キロ。出かける時はほとんど電車やバスで車は埃をかぶっている。乗らなくなったせいか、徳兵衛の華麗なドライビングテクニックは影を潜め、車体のあらゆるところに擦りキズがある。

  

   タイヤは廻さないとタイヤ内部の油脂が硬化してしまうばかりか外部のひび割れも進む。それにバッテリーも上がってしまう。10年前に慌てて購入した新車、これも後先を考えなかったことの結果か?自動車もそうだが、時代や話題にも乗らなければ、心身ともにどんどん劣化する。人も亦同。

思案橋ブルース

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 当方の持病、舌癌など頭頸部腫瘍のうち0.5%にしか見られない珍しいご病気。しかも神経由来の腫瘍で神経が束になっている間を病変が絡みついているようだ。イメージしやすいように例えると、テレビやステレオの裏に配線してある電気コードにゴム粘土が塊となってへばりついている状態だ。

 

 つまり、テレビ画面を顔面とすると(顔面)裏側の配線(神経)を包むように腫瘍がある。ものの本によると発病は2(男性):8(女性)と圧倒的に女性が多く、発症年齢は20代から80代と幅広く、年代別では60代が最多という。当方、0.5%×20%=0.1%以下(頭頸部腫瘍全体)の確率に当ったとになる。宝くじは当らないのに・・・。

 

 当方に自覚症状が出たのは7~8年前の顔面の痺れからだ。病変がハッキリしたのが腫脹した昨春のこと、この腫瘍はある程度大きくならないと症状が出ない厄介な奴だ。でも自分の分身であることには間違いない。以降、細胞診や検査をした限り病巣が拡大している様子はないようだが、以前にも増して顔面の痺れは酷く、味覚障害、難聴や時々発熱もありガマンも限界も近い。

 

 Drは明言を避けるが、治療は一般に外科的摘出となる。その位置、大きさによっては安全な摘出が困難なケースもあり、術式には下顎骨離断もあるという。また、手術によって迷走神経麻痺、舌下神経麻痺やホルネル徴候などの合併症のリスクも高まることもあって、手術に慎重な態度を崩していない。

 

 下顎骨離断をすれば、気管切開が必要となることも、胃管栄養注入もありえよう。そのうえ「酔狂なドラえもん」のような顔つきになってしまうかも知れない。芸歴50年を誇るこの昭和一代男が台無しである。手術の応否は術後のQOL(生活の質)が担保できるかにある。QOLの低下があるにしてもどこまで許容できるかだ。でも(手術は)やってみないと判らないと医者はいう。

 

 いずれにしても、今のところ登山、トレッキング、ランニングやバイクなどの趣味の復活なぞ夢のまた夢。思案橋ブルース(中井昭・高橋勝とコロラティーノ:昭和43年)を口ずさみながら、今日もまた陽が暮れた。

 

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(今日のおまけ)

 ネットに「アスクド・ドクター」という人気有料サイトがある。これまで1万件以上の医療相談に対して直接、ボランティアとして医者が回答してくれる仕組みだ。この種のサイトは、便利のようだが誰が回答しているのかも、その医者の専門性もよくわからない。月額300円で月3件までのご質問に限るそうだ。似たような偽サイトもあって利用する気にはなれない。

  そんなこともあってか、今はどこの医療機関でもセカンド・オピニオンには気軽に応じてくれる。本人が期待する回答が出なければ、サード、フォース・オピニオンと納得するまで医療機関廻りをすれば良い。それこそ体に悪いように思えるのだが・・・・。