Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

宿酔盆に帰らずⅡ

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    前置きから、日本武道といえば、柔道、剣道、空手などを思い浮かべる。柔道は国際的なスポーツとなり競技人口も多くオリンピックの競技種目ともなった。ただ、レスリングと同じで日本のお家芸で常に日本が表彰台に立つことを海外勢は良しとしない。したがて、日本が不利となるように、国際連盟は頻繁にルール改正や伝統を無視してまでも柔道着の規格や色までもを平気で行う。こんな我田引水の出来事はスポーツに限らず国内外の至る所で起きている。

 

 だから、全日本剣道連盟は、国際スポーツとしてオリンピック種目への要望や申請もしていない。その剣道の技は、「メン、ドウ、コテ」である。

 

 さて、随分と遠回りしたが今日は、剣道技の「麺」についてのお話。

 

 特に男性は、酔った後に必ずとラーメン屋に立ち寄ったり、二日酔いの翌日の昼食は日本そばが定番となっている。なぜかと調べてみたくなった。カラクリはこうだ。肝臓でアルコール(アセド・アルデヒド)を分解するには、大量の糖と水分が必要となる。そのため、夜中に喉が渇いたり、帰宅途中にラーメン(糖質)を欲しがる。これは、極めて生理的な現象で驚くこともない。ただ、アルデヒドが脳中枢に働いて、食べても食べても脳が満腹感を空腹感と錯覚するため、無性に夜中に甘いものやお茶づけを欲しがるのもそのせいだ。

 

 それでは麺についてもう一丁。麺は細く長くとお祝いごとの宴席にもしばしば出されるが、麺にそうした隠れた効能があったことを調べて初めて知った。長老、長寿、長所と、「長」のつく単語はどちらかというとポジティブなイメージが強い。どうやら「長芋には」?失礼、「長いもの」には、あらがわず海苔巻きのように巻かれたほうが良さそうだ。無理クリの本日のブログの展開。28年度も今日が年度末、ネタ切れにふさわしい一日になるだろう。

 

(今日のおまけ)

 宿酔になるようなアルコール摂取をすると、夜中にトイレが近くなります。当然にしてコップ何杯もの水を摂るからにほかならない。どうしてもお酒が止められない方やお酒がないと寝付ない方のお薦め「養命酒についているカップにウィスキーを直接注ぎ、それを二杯飲んで床に付くと、よく眠れ、夜中にトイレにも起きないそうだ」。どうみても呑み助が考えそうな話だ。

 

 酔って記憶がなくなるのは、酔いが回って「気絶状態」になるからだそうだ。カバンや傘の置き忘れをはじめ、乗り過ごしもそうしたことから起きる。「ちょっと!そこのお兄さん、起きてください!!この電車、これから車庫に入ります」、「ヌッ!!またやっちまったか?」

kokoro.の定年

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 定年退職や役職定年とはよく聞くが、心の定年とは余り聞いたことがない。つまり、定年50歳の時代にあっては、学校卒業後30年余も勤め上げれば、なんとか無事にゴールにたどり着けた。それが今の時代は定年が60歳、65歳、今や70歳定年と際限なく退職時期が伸び続けている。これには、社会的背景、少子高齢化労働分配率低下などの構造的な社会事情もあるのだろう。

 

 ただ、「生涯現役」とか煽られて、勤務が40年、50年間となると話は別だ。入社10年から20年間は出世もするだろうし、給与も上がる。実績も残せるだろうし周囲からの信頼も厚くなる。ただ40代半ばから家庭の安定が保たれる一方で、放物線を描くが如く、次第に実績低下による限界感、向上心やモチベ―sジョンが落ちて来る。そこで、このまま会社に残るか一念発起して転職を考え始める。

 

 この二者択一を思い込み始めたら、本人が追い込まれた心理状態で危険だという。その深層を「心の定年」というらしい。経済的な余裕から「ひとまず退職」を考える人も多いようだが、プロ、スペシャリストや資格でもなければ会社を辞めたところで殆ど役に立たない。こころの定年を感じた時から社に在籍しているうちから着々と準備をする必要があるという。そして、辞めたら必ず給料の多寡にかかわらず、少しの交通費でも良いからお金が入る活動に関わった方が精神的にも社会との関与という点から健全であるらしい。

 

 折しも、昨春、西日本地区に転勤し、出世コースに一番乗りを果たした息子が云ってきた「60歳になるまでに、きっぱりと会社を辞めたい」と。少し気掛かりな言葉を吐いた。

 その若さで心の定年を迎えていなければよいのだが。。

 

(今日のおまけ)

   いい年をした中高年サラーマンが携帯ストラップに、「サントリーオールドのボトル」、「麻雀パイ」や「将棋の駒」風のアイテムをぶら下げている。そこまではご愛嬌として許せるのだが、いい年をしたオヤジが「スヌーピー」や「キテイちゃん」のマスコットをつけているのには、流石にドン引きだ。そういう類は、なぜか必ずガラケーを愛用している。

 

 それに、キャリアウーマン気取りで日経新聞を読みながら化粧している女性にも引いてしまう。アイテムや所作だけでその人の人となりが分る歳になったとこの頃実感する。加齢とともに「カラダの定年」に一歩近づいたのかもしれない。

 

 バッタがトイレで踏ん張った。お食事券の汚職事件。眼鏡に目がねえ。ワンタンンが満タン。こうしたおやじギャグもつまらぬアイテムと同類かもしれない。

相性

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 相互に相手の気持ちや意を汲めないと、それは増幅してやがて、喧嘩、別離や仲たがいにまで発展してしまう。気をまわし過ぎて、逆効果になることもある。ほどほどの間合いと相手との距離は必要だ。また、言葉や喋りの多すぎるのも禁物だ。

 

 遠距離で相手と会わなくても、なんとなく解りあえる。それが理想かもしれない。相手が機械のようにしか反応しないと、こちら側も「イラっ!」としてまう。その典型が自販機との相性だ。80円の飲物を買おうと敢えて130円を投入して、小銭入れを少しでも軽くしようとする、こちら側の50円玉(硬貨)一枚にして欲しいという意を汲んでくれない。そして、10円硬貨がバラバラと五枚出て来る。最悪は千円札を入れて110円のドリンクを買った時の意思疎通の悪さだ。当然500円硬貨一枚、100円硬貨三枚、50円硬貨一枚と10円硬貨四枚の釣銭を期待しているのだが、そんな時に限って100円硬貨八枚と10円硬貨九枚が、堰を切ったようにジャラジャラと返ってくる。本当に相手の気持ちを解ってくれない。

 

 そうしたことを何度か経験すると自販機(人間)とは、益々、相性が悪くなる。釣銭返却口に忘れた100円硬貨や10円硬貨が残っていたり、思わず自販機下に500円硬貨が転がってたりするのを見つけると一時の至福を感じる。でも、一度に何枚もの釣銭を持たされたことが多いだけに。小銭入れに硬貨が貯まると、急いで最寄駅の券売機に10円単位で即入金することが日頃のクセだ。でもそうしても5円硬貨と1円硬貨だけは手元に残ってしまう。徳兵衛、最後の最後まで硬貨に憑りつかれ、自販機型、券売機型(人間)とは相性が合わないようだ。

 

(今日のおまけ)

 注意しなくてはいけないのが、酒席での会話。酒を呑まないと喋れない人との相性はよくよく考えて、相手を選ばなければならない。アル中や依存症の方はダウン・レギュレーション(下方制御)といって、ドーパミンなどの神経伝達物質やホルモンなどへの応答能力が低下し、受容体の減少や感受性の低下を招いてしまう。

 

 それによって、呑まないと、まともに喋れない。同じ事を何度も繰り返したり、呂律が回らず、最後には意味不明なことを言い出して喧嘩別れにもなる。「酒は呑んでも飲まれるな。」酒席、宴席のお相手は、よくよく慎重にお選びください。楽しいお酒が台無しですぞ。

遭難

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 那須のスキー場で時速200kmの表層雪崩により8名もの生徒、教師が亡くなった。安全登山の講習会中に起きた悲劇だ。県立大田原高校といえば、進学校で名門中の名門。同校山岳部も全国的に有名校で、インターハイにも連続で出場するなど文武両道の校風を誇っている。先頭を歩いた同校の2、1年生が雪崩にのまれた。

 屋根の雪下ろしもそうだが、雨水を含んだ雪は3㎥で、およそ1トン近い重さになる。
 雪国で、屋根からの落雪で亡くなる方が多いのもそのせいだ。一度雪に体が埋まったら身動きなど、ほとんどできない。窒息死どころか圧死だ。場合によっては、手足がちぎれ首さえもげることもある。

 通常、パーテイは初心者を真ん中に挟んで隊列をくみ登攀する。ベテランが後尾から押し上げ、ガイド役が先頭を引っ張る形だ。おそらく、2年生を先頭に1年生を挟んで教員やガイド役が連れ添ったに違いない。幸い、3年生はこの時期進学で忙しいから参加していない筈だ。したがって、数十人の先頭を歩いていた同校生徒に悲劇が襲った。気象庁でよく「注意報」や「警報」の言葉を耳にするが、山に入っている状態で、後から「注意報」だと言われたところで、なすすべはない。また、山神さまがお叱りだ。

 松戸市ベトナム人女児小学生の殺人といい、今回の高校生の山岳遭難といい、まさに「朝には紅顔ありて 、夕には白骨となれる身なり」の如くだ。平凡な日常の裏側には常にこうした危険が背中合わせにあることを肝に銘じておきたい。早々に身辺整理をしていた方がよさそうだ。

(今日のおまけ)
  冬のベランダに入れ忘れた我が家のゴムの木の葉が一枚残った。枯れたことを、つい最近「葉っぱのフレデイ」なぞといって、ブログにアップした。よく見るとその枝の端々に葉の芽が沢山でている。一度は諦めた観葉植物だが、その生命力で見事に復活したようだ。でも安心はできない、そっとしておいて平癒を待とう。夏には葉が生い茂ることを願って。。

    徳兵衛の病も治癒して復活できればよいのだが。ベランダ片隅の亡くなった義母が大切に育てていた君子欄も大きな蕾となって、もうそろ咲きそうだ。

全力中年

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 舞台は学校の放課後。教室で一人物思いにふけっている制服姿の女の子が、本当に大切なものに気づいたところから物語は始まる。仲間との何気ない日常こそが、かけがえのない瞬間だという同じ想いを抱いた仲間たちが、それぞれの思い出に想いを馳せながら、「カルピスウォーター」を手に持って学校の屋上に集まるとのアプローチ。スキマスイッチのこの歌詞が忘れられない。

 

    躓いて、転んでいたら置いていかれて、泥水の中を今日もよろめきながら進む。汚れちまった中年のセカイには浮いた話なども無い。

 

    どうしてか、頭の中に媚びりつく、何故なんか?どうしてなんンか?今でもわからない。そんな時代もあった、あの頃は前をまっすぐ見つめる瞳はキラキラと輝き、集まった学友の表情を見ると皆思わず笑顔になる。そんな大切な時間があったのかと、遠い昔を感じながら、この曲を聴くとなぜかセンチになるのは不思議だ。

 

(今日のおまけ)

    ランニングもバイクも山登りもできなくなった徳兵衛。暇に任せながら山道具やウエアなぞをじっと見ているだけ。観葉植物に小さな芽がいっぱい出ていることにふと気づいた。先月当たりのブログに「葉っぱのフレデイ」を書いたが、このゴムの木は葉一枚だけを残してダメかとおもっていたら、さにあらず、しっかり芽吹いてくれたのである。もしかして、徳兵衛の病気も治るのではと「希望の轍」をみた瞬間でもあった。