Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

ザキヤマ

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 先ごろ、NHKの朝ドラ「マッサン」で有名になったニッカウヰスキーがピュア・モルトの「山崎12年」と「白州」の販売を在庫限りとしたことから、この二本を求めようとする動きが全国的に一気に加速した。酒の安売り王やデスカウントショップを覗いても一向に見つからず手に入らない。

 

 こうなると是が非にでも手に入れたがるのは人情。足立、江東、葛飾、江戸川区と下町界隈にまで脚を伸ばし見つからない。でも、その甲斐あってやっと見つけた「山崎12年」。な、な、なんとお値段12,800円。通常価格の3倍以上の値段がついている。

 

 店主に事情を聴く。「卸売り業者が値を上げている」らしい。こうなると品薄に拍車がかかりさらに値段は上がる。でも、この店主によくよく事情を聴くと、どうやら中国資本や中国人が買い占めに動いているらしい。もしかして、ニッカは中国資本で販売戦略としてこのニュースを流したのごとく、疑いたくもなる。

 

 一本あたり一万円以上の粗利。1ダースで12万円の暴利。このニュースが流れたとき100本買い占めれば100万円の利益。去年、ご挨拶に頂戴した「山崎」は、とうに当方の胃袋にはいり、小水となって今は太平洋に流れ込んだころ。

 

 「今はもうなり」「もうはまだなり」、株も博打もそうだが深追いは禁物だ。追えば逃げるは、浮世の常。

 

(今日のおまけ)

 ザキ山君似のS君は、今度の株主総会で社長に就任するらしい。大きな会社ではなく、家族経営みたいな組織だ。なかなか社員が仕事を覚えてくれず離職率も高いとよくボヤいている。

 

 そんな中でも、孤軍奮闘、昼夜を分かたず、土日も出勤して深夜まで独り仕事をしている。そのせいか家庭内もギクシャクし、奥さんとの会話も殆どないという。

 

 経営トップとなる彼は、温厚で人付き合いもよく取引先からの人望も厚い。憎めない人間だが「是々非々」を余り口にしない。この先経営トップとしての手腕がいよいよ試される。

終わった人たちの定年力

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 「お前はすでに死んで(終わって)いる!!」(北斗の拳より)

 

  朝日新聞の朝刊に2~3週間前から広告特集として「定年力」なるインタビューが三回にわたって連載されている。

 

  映画公開を前にシリーズで掲載されているもので「定年力」にスポットあてたものだ。一回目は、「週末婚」や「ひらり」で有名となった内館牧子(どうみても写真は増田明美だとおもうのだが・・・)、二回目は、「こころの定年を乗り越えろ」で顔が売れた楠木新(当方と同じちゃぶ台、鏡台、京大法卒)。

 

    今日は、そのエッセンスをお届けしよう。内館は「終わったことを認めて人生の第二ラウンドへ」と題して「仕事人生の黄金期は短い」ことを伝えている。難関大学に頑張って入った人も、一流会社に勤めていた人も着地点は皆同じ。

 

 でも、エリートだった人ほど、その「急降下」が受け入れられないのではないかと指摘する。そして悠々自適で趣味に生きるなんて、本当はその人はやりたいことがないじゃないかと苦言も呈している。

 

    最後にこうも言っている「誰でもいつかは終わるけれど、それまでは一番やりたい仕事を思い切りやったほうがサラリーマンとしては、“成仏できる”と結んでいる。

 

 二回目の楠木氏は、生き方を変えればチャンスが広がるとし、定年の準備に早めにとりかかることを勧めている。「空気を読む」とか「お任せします」といった具合に主体性もなく会社にどっぷりつかっていた人間が、退職後、組織から外れると、何をすべきが、何をしたいのかも分らなくなるという。

 

    そんな中、定年を迎えるにあたっては、全人格的に生き返るチャンスだとも断言している。多分、これこそが本来の「定年力」なのかもしれない。

 

(今日のおまけ)

 6月に入ると邦画のロードショウが目白押しだ。6/1の表記の「終わった人」(キャスト:舘ひろし黒木瞳広末涼子笹野高史ら)に始まり6/9には、「空飛ぶタイヤ」が封切りだ。時折、シネマ・シアターにふらりと出かけることがある。

 

 誰にも邪魔されず、ビールを片手に2時間あまり銀幕のストーリーに没頭する。これ、なかなかいいもんでっせ!映画鑑賞。とにもかくにも当方、年が歳だけに千円ポッキリで時間が潰せるのが嬉しい。

 

 でも、いつも映画を観終わると主人公になったような気分で劇場を後にするのが何とも不思議だ。

 

名ばかりで、いいんかい!

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   会社の経営権争い、取締役の指名・報酬に関わる問題、社内の不適切行為に関する事項などなど。世から不安のタネは消えない。一度お会いし、それ以来、尊師と奉る久保利英明弁護士が執筆した「名ばかり第三者委員会 企業の損失」が、とても面白い。

 

    企業不祥事が発生した場合、企業自身が調査をするよりも、中立公正な第三者が調査をするほうが事実関係、原因究明等の信頼性が高まるということで、どこも、かしこでも「第三者委員会」が設置されるようになった。ただ、この委員会、捜査機関でもなければ、裁判所や公的な機関でもない。つまり曲者な組織。

 

    現実には経営者サイドが裏を握っているケースが多く、同委員会の調査結果はどう見ても経営者側に対して致命傷にはならないようにできている。久保利尊師曰く、一般の方々には「名ばかり委員会の問題点」があまり認識されていないと警鐘する。

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    この委員会、怖いのは、第三者委員会が発表した不祥事の事実、原因は、まるで裁判所の認定事実であるかのように信用されてしまって、それが誤った企業評価につながるおそれがある。マスコミも、たとえ「名ばかり」であったとしても、その認定事実や原因に依拠して報道せざるをえず、その後、社内処分が公表された頃には、自然と社会的批判も終息してしまうから、幕引きの道具に重宝されるのはしばしば。

 

    だいたい、不祥事を起こした企業の記者会見は、いつも「(丁重な)お詫び」から入り「徹底的な原因究明・・・」と「再発防止に・・・」「全社を挙げて・・」が決まり文句。この三点セットをお唱えのように言っていれば、まず周囲から叩かれることはない。

 

    第三者委員会が、都合の良い御用委員会にならないようにするために、東京証券取引所では、第三者委員会を設置する際に委員の選定プロセスを含め、その独立性・中立性・専門性を担保されることが必要だとの所見を公表している。

 

 それがなければ、弁護士だろうが有識者だろうが委員会にいくら名の売れたメンツを揃えても、調査結果は「あっ!そう(麻生)」としかならない。どこそこかのイジメに対する学校や教育委員会が設置した第三者委員会と同じ構図だ。

 

(今日のおまけ)

    これまでにも企業の不祥事で設置された第三者委員会が、依頼者に都合のいいような答申を“忖度”し、導いた例が数多くある。

 

    不正会計の問題で設置された東芝の第三者委員会は、本社の隠蔽に加担するような答申を出した。また、東京電力福島第一原発事故における第三者委員会は、杜撰な調査で、依頼者に有利な事実認定を行って問題となったこともあった。

 

    さて、さて、今回の日大アメフトの件で、相撲部あがりの田中理事長は、政治家、極道や任侠の世界にも繋がりが深い。政治家やヤクザ絡みの弁護士がしゃしゃり出てきて、ご都合よろしく、この先大学設置の第三者委員会がどんな結論を公表するのやら?

 

   それによっては「日大ブランド」は更なる痛手を負いかねない。

憂国の銀ブラ

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   久方振りに都心を歩いてみた。スタートは日本橋高島屋前、ここから欧陽菲菲の歌に倣って新橋の手前まで「ミナミ」に下る。都心の喧騒は好きではないが、一本横道に入ると「手ぬぐい」「扇子」「つくだ煮屋」と江戸情緒豊かな老舗が並ぶ。

 

 驚いたのは、銀座のど真ん中に「銭湯」があることだ。高架下の判りづらい処にはあるが、確実に風呂だ。東銀座を過ぎ、歌舞伎座を横目に高速道路下の目的地に着く。

 

 ことあろう、ここにドンキ・ホーテの銀座本店がある。平日というのに店内はごった返し、ほとんどの来店客は中国、韓国、ベトナムや東南アジアの方々、驚いたことにこの店に勤めているのもまた外国人。

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 日本にあって日本にあらず。日本語が通じる日本人を探すのが一苦労。インバウンドで大量の外国人が買い漁っている。紙オムツ、化粧品、避妊具、生理用品と日本製の製品が飛ぶように売れていく。しかも、レジは長蛇の列、その後お客は買い物とレシートをもって免税カウンターに行って税還付。当方が買い求めたのはなぜか「カビキラー!」

 

 国民には厳しく、外国人にはやけに優しいわが国「ニッポン!」。でも、こいつらが日本の消費の下支えだ。あらゆる水源や山林、原野は中国資本に買い漁られ、今やニッポンはかの国の植民地と化している。

 

 小中学校には有色人種が溢れ、街行く人に日本人を探すのも一苦労。なんで日本に居ながら「アイムソリー」とか「メイ・アイ・ヘルプ・ユー」を遣わなくてはならないのか?わが国固有の文化も言語も通じなくなったニッポン。こんなことでは、この国の先行きが危ぶまれる。

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(今日のおまけ)

 とって返し「アメ横」。ここも人種の坩堝だ。チャイナタウン、コリアジャパンと化したガード下。チョコレート販売で有名な「志村商店」のオヤジも亡くなり、今やその息子が「チョコ菓子のバッタ売り」をしている。

 

 偽物やウソが平気でまかり通る社会。ことさらテレビでは相変わらず、そば屋のように「モリ・カケ」問題が取りざたされ、延々と痴話げんかのようなドラマが繰り広げられている。

 

 日大アメフト問題がスクープのように番組で取り上げられ、何度も同じシーンが放映され。一方、国会では財務大臣も一向に非を認めないままに、連綿としてその地位居座り、野党も同じフレーズの繰り返し。党首会談は「ご飯論法」で首相は相変わらずのらり、くらり。

 

 世直し奉行やまともな政治家は当面、現れそうもないカビ王国、カビ大国、ニッポン!!

コレクション・聖牛

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   なくて七癖、当方には妙な性癖というか、収集癖がある。 さて、スコッチ・グレインという紳士革靴メーカーをご存じだろうか?婦人靴でいえば卑弥呼クラスのメーカーだ。

 

    故あって、このメーカーにぞっこんなのが当方。コダワリと言えばコダワリなのだが、ここの靴を履くと気分上々、貴賓に満ちた心持になるのが不思議だ。

 

   ここの靴は、高価でちょっとやそっとで手は出せないのだが、革靴の端切れを使った牛のマスコットには魅かれる。ここ10年来、店頭に行っては、色違いのマスコットの聖牛の収集に努めている。

 

    意外にも、意外、靴の色は黒や茶色ばかりではなく注文靴の中にはツートンカラーの靴も多い。革靴の端切れも多彩だが、どうしても手に入らない革色がある。白、赤、ブルー等々・・・。

 

 何のナンノ極め付けは「キイロ」。未だかって手に入らない。何度となく店員に聞いても入荷予定はないという。そうだろうな・・・・と思いつつ、いつか、いつかと店頭に並ぶことを待ちわびている。

 

    今日は、オヤジの変な収集癖をご披露した次第。写真は、当方のワードローブに並ぶ可愛い仔牛の群れたち。コレクターも此処まで来ると異常なのかも知れない。何しても「黄色」「奇異色」の仔牛がどうしても欲しい・・・。

 

(今日のおまけ)  

    報道によると国交省甲府河川国道事務所と甲斐市は、武田信玄が発案したとされる治水装置「聖牛」4基を釜無川に設置したと聞く。以前設置していた聖牛が昨年10月の台風21号で流されたため、再設置したとこと。

 

 聖牛は、石を詰めたかごを「重し」にして、三角すいの形に組み合わせた丸太を川に沈め、水の流れを分散させて勢いを弱める治水装置。組み合わせた丸太の上部が牛の角に見えることから名付けられた。

 

 再設置されたのは、武田信玄釜無川の治水のために築いた堤防「信玄堤」の前。参加した人は丸太を組み合わせ、高さ約4メートル、奥行き約6メートルの聖牛を作った。土木事務所の所長は「聖牛を再設置することで水害を最小限に抑え、伝統的な治水の技術を継承していきたい」と談話を述べたらしい。

 

 ここでも、古来の伝統は受け継がれ、先人たちの知恵が現在に蘇る。技術、匠は後継があればこそのこと。僕のキイロの仔牛さん・・・今!どこにいるの?