Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

イトウ要稼働の行く末

 今日は、国産純淡水希少種魚「イトウ」のお話ではない。伊藤雅俊、大正13年4月、東京の商家に生まれ、戦後に東京北千住にあった家業の洋品店「羊華堂」を手伝った。経営を引き継いだ後、羊華堂はその後ヨーカ堂と名を変え、巨大スーパーチェーン、「イトーヨーカ堂」に成長した。

 

 さて、この羊華堂どこへ行っても食品売り場以外はガランとしている。これでは散歩がてらの立ち寄り先が無くなっていく!今や、ドンキ、無印、イオンにマックそれにアマゾンや楽天に押されて、庶民の買い物形態は大きく変わった。

 

「個店主義」ではドンキがすでにリードしていたし、ヨーカドーの強みでもあった「集中」でいえばライフのほうがはるかに徹底している。まあ、衣料、雑貨などどのフロアを覗いても中途半端。つまり食品コーナー以外の売り場も店員も全く(要)稼働していないのだ。

 

 ちなみに閉店したヨーカドーの店舗を居抜きのままドンキになる例も多い。話はちと違うが、空き店舗をはじめ倒産したパチンコ屋を居抜きでイスラム教のモスクが全国各地で乱立していることをご存知だろうか。それを思うとヨーカドーどころか、この国がいずれイスラム国家(民族)に変貌する(乗っ取られる)のではないかと心配しきり。

 

 現在のヨーカドーの姿、昔の長崎屋を思い出す。時代の波についていけずに創業期の「羊華堂」のビジネスモデルに拘ったのが大きな敗因かもしれない。今や北海道・東北の店舗を次々閉鎖し、都心店に注力するというのが、今のヨーカドーの経営戦略。それはある意味では下町から出発した、地元密着型のスーパーに先祖帰りするということを意味している。

 

 廃店・閉店戦略とてこれも大失敗するだろう。古い商売形態に固執し、時代を読めない者は次々と駆逐されていく。人間とて同じこと先を読めず脱皮できない者は、やがてそのまま終焉を迎える。要~稼働に限らず、地方の大型老舗百貨店もそうだが、反面そこには地域雇用を創成し地場の卸売り業者や流通・運送業者もその恩恵を受けて潤っていたはずだが・・その余波はあまりに大きい。

 

 いよいよ、シャッター街が消えたと思ったたら、その小売店を食い物にしてきた百貨店や大型ショッピングセンターでさえが同じ目に遭っている。やがて地方に散在するナンチャラ・アウトレットモールも同じ末路を辿るだろう。

 

 人の世も同じこと、時代に柔軟に対応できない、腐ったとまでは言わないがこだわりや古い硬い固まった頭しか持たない者から、自然に淘汰されていく。困ったことにそれ自体を自覚できない。これこそ死に至る病重篤な症状だ・・・! 

 

 さて、よりによって今日に限って悪天候、東京から松本までの道のりは長いのう。