Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

推量、推定、予測、憶測

 最近のアナウンスをを聞いていると読み間違えどころか、とても最高学府を卒業した方とは思えないほどの非常識、それに推量、推定と見込みだけのニュースがやけに多い。これが、原稿作成者の劣化なのか組織方針や組織の腐敗なのかはよく分からない。

 

 これからどうするかの対処策を示さない。将来予測ができないため、不確かである仮の根拠でしか報道できず論じられないのだろうか。

 

 見なす、見込む、見られる、思われる、推察される、 看做す、想定される、推し量られる等の言葉使いがその典型だ。高承な言い方をすれば「・・・といった可能性も否定できない」とくる。

 

 これらは、問題の核心部分をボヤかせ、何が本当で真実なのかを曖昧にする。これを多用すると、科学的な論拠や合理的な説明がないため、どんなことでもどうにでも云える。そして挙句は「これは個人的な、個社的な見解です」と開き直る。

 

 その一方で「不撓(ふとう)不屈の覚悟」「粉骨砕身、取り組む覚悟」など、大相撲の力士やアスリートが口にした四字熟語を多用しながら、「国民が直面する課題」に取り組む覚悟を強調したがるのは、劣化したどこそこのお国の総理大臣かも知れない。

 

 「政治の劣化」どころか、ニュースや報道番組に限らず、お笑番組を視ても「笑いの陳腐化」、つまり「文化の後退」が進み、一方で昨今の犯罪、事故などを見ても分かるとおり「社会規範の劣化」が著しい。

 

 そもそも、世の中でけではなく、当方をも含めて各々の頭脳・精神・神経の衰退がヒタヒタと着実に進行しているのだろう。