Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

洗濯屋の工夫

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 我が家の筋向いに洗濯屋のチェーン店がある。洗濯(屋)の工夫(戦術)については、後述することにする。多くのチェーン店はパートやバイトを使っているが圧倒的に主婦が多い。この店、専用バックで8:00~10:00までに洗濯物を持ち込むと10%割引の上、夕方には仕上がる。多少汚れは落ちないが白Yシャツなら1枚100円を切る安さが売り物だ。

 

 土日ともなると、朝8:00前からサラリーマン風のご主人達が店の前に朝早くゾロゾロ集まる風景は異様だ。店員は主婦パート、お客はご主人これにも皮肉を感じる。昔は店のホームページで10%券を印刷して持ち込めば時間に拘わらず10%のお値引きとなったが、来店客は分散されたが、四六時中値引きをするものだから採算が合わず即、中止。

 

 ところが、ここにきて奇策を打ってきた。開店時間を1時間遅らせ、午前11時までなら当日仕上がり、10%のお値引き時間は正午から14:00まで。来店客の分散、クリーニング作業平準化と採算性向上を狙って、洗濯屋が工夫(戦術展開)しているようだ。

 

 そもそも戦略とは国家存続のため、戦争に勝つための計略。戦術とは兵の動かし方や配置を考えながら戦闘に勝つための計略。したがって、戦略家は国の最高指導者や政治家であるのに反し戦術家とは軍人。戦術だけでは国家や企業や家庭さえも持たない。

 

 洗濯(屋)の屋、株屋、屋根屋、肉屋、八百屋にも使う。見下した言い方の一方で、ちょっと怪しげにも聞こえるがその筋の者にも聞こえる。これが少しお洒落になるとクリーニング(店)と「店」となり、さらに時代の先進分野では、これが「ショップ」となる。さらにそれに専門性が加わると株屋も証券(業)のように「業」が使われる。その昔金融機関が金貸屋と呼ばれてから久しいが今や立派な金融業者だ。「洗濯(屋)の工夫(戦術展開)」、皆さんにどう見えます?そういえば、わての名も「甲州(屋)」徳兵衛やないけ!!

 

 (今日のおまけ)

 若者言葉は名詞の末尾に「る」をつけ、動詞に転換する傾向がある。例えば、「ミスる」、「ググる」その昔、東日本大震災時に、民主党の枝の幹事長が世を徹して被災状況や原発事故の事後対応にあたり、それが四六時中テレビから流れた。その様子を視て若者たちに流行った言葉が受験勉強や遊びで徹夜をすることを指して「枝る」と表現した。

 

 徳兵衛の「枝る」の時代は、とうの昔に追わったが、最近の口癖は「ミス(散)る」に「グチ(る)」がやけに多くなった気がする。「老い(る)」とはこういう事かもしれない。

ピラニア・プライム

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 不思議なことを言う奴だ。とうとう頭でもおかしくなったか?と訝る御仁も多いだろう。ピラニアに喰われたのは、かの有名な物流大手のクロネコヤマトもそうだ。ピラニアは熱帯淡水魚で獰猛で、しかも肉食系だ。群れでかかってこられたら骨の髄まで喰い尽される。

 

 もう、お判かりだろう。そうです、この魚が生息する「アマゾン(川)」に喰われたのであります。アマゾンの商品流通の増加によってクロネコは、利益なき繁忙が続き、とうとう同社の労組が、大口需要者の受け入れ中止や配送単価の引き上げを経営側に申し入れた。もともと幹線長距離ドライパーが高齢化し国内の絶体的に運転手が不足する中で、いつかは限界が来ると思っていた。予想以上に早い展開だ。

 

 佐川急便は、いち早く採算の合わないアマゾンとの契約を解除した。今にあってこれは賢明の選択だった。その昔、日通(ペリカン)が日本郵政(JP)と集配事業で組んだが、ヤマトはJPからのポスト設置要求の数の多さにJPと組まなかった当時の様相に似ている。そして、ペリカン便は、そのつけも響き2010年「ペリカン鳥」は「黒猫」に喰われてその姿を完全に消した。

 

 さて、そのアマゾンに「プライム会員」なるものがあることをご存知だろうか。「お急ぎ便」とか「送料無料」を売りに「加入せずとも無料で一度だけお試しを・・・」そのあとに小さく「ご解約のお申し出がなく、一定期間経過後は自動的に有料会員に移行します・・・」と、前段の調子文句に踊らされ、徳兵衛も気軽に使ってみた。良いサービスだと思って、それは、それで終わったものだと思っていた。2か月後「ナニ!!」今月のクレジットカードの支払請求明細に「アマゾン・プライム会員3,900円」と勝手に年会費が請求されている。どうやらアマゾンの本当の狙いは商品を売るというより、会員獲得にあるらしい。おそらくお客の購入商品単価が下がり、配送コストが割高となって、年会費3,900円を見合いに次回からの配送料は無料にする。との仕掛けで、これにプライムビデオ視放題サービスやキンドルの無料配信を付加してサービスの見栄を良くしているのだろう。でも、これは一種の詐欺だ。

 

 さすがにアングロサクソンが考えそうなことだ。見事にアマゾンのピラニア・プライムに喰われてしまった徳兵衛だが、このサービスを利用(受益)したとすれば加入を追認したことにもなろう。退会のタイミングは、早めか遅めか、何も知らなくて加入した時以上に難しそうだ。

 

(今日のおまけ)

 クレジットカードの支払い請求明細書はよく見ておいた方がいい。1月1回、気にも留めない程度の金額で10円が1億人に請求されたとしよう。それが毎月となると10億円の12倍、年120億円が請求元に入ることになる。払う側は大したお金ではないため気にも留めずに払い続ける。こうした詐欺まがいの商売が今日もどこかで展開されている。

 固定電話の料金請求書の「ユニバーサル接続料○○円」も少額だが、なんか怪しい・・・?

 

泣き声

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 航空機内や新幹線のなかで、赤ちゃんが泣き止まないことがよくある。新幹線ではデッキに逃げれることもできるが、機内ではそうもいかない。ママを困らせるのは同乗している乗客の態度だ。赤ん坊は泣くのが仕事といっても、周囲の第三者も人の子だからあまり泣き続けられると、舌打ちや咳払いやそのうち「ウルせーなー!!」と煽られ、ママの方がブルーになってしまう。その結果、ベビカーで出掛けたり、電車に乗車するのが億劫になり、赤ちゃんに泣かれたらどうしようとママに恐怖感さえ生まれて来てしまう。

 

 泣き疲れがあって、ママとパパとの我慢比べで「泣かすときは徹底的に泣かす」ことも一方だ。泣くには訳があって、よく言われるのは、①お腹が空いた。②眠い。③おむつが濡れた時の不快感。④抱っこをせがむ(胎児の時は背を丸めているのでのけ反る姿勢をせがむ)⑤反射吸引(口に吸うものや顔が向けられない時の苛立ち)。孫と2カ月以上も一緒にいると泣き方でだいたいの要求が理解できるようになった。

 

 その反面、何をしても泣き止まない時があるらしい。まだ、経験はないが、それは病気やケガだ。発熱しているか?深爪をしていないか?細心の注意を払う必要がある。

 

 それとは対照的に手を焼いて一番困るのは、齢を重ねたいい大人が駄々を捏ねるときだ。年を重ねると子供に戻るとは、よく言われるが、最近、駄々っ子ちゃんの高齢者が多くなったと感じるのは、この徳兵衛だけか?

 

(今日のおまけ)

 妊活、産休、育休、育メン、待機児童対策、児童手当・・・と制度は、政治的なウケ狙いで充実満載ではあるが、どうやら現実は厳しいようだ。折角、入園した保育園、近所からの騒音苦情で園児が園庭に出られず、2重サッシの窓に室内でのお遊びばかりで、園児はストレス充満で極度な不健康状態。都内の保育園ではやむなく途中退園せざるを得なくなったり、自然に恵まれた郊外に居を移すパパやママも多いという。

 

 そのうえ、最近は男性保育士には女子園児の着替えはさせないという。男女雇用機会均等法の施行で性差別による雇用差別は無くなった筈なのに。列車・自動車の運転手、重機のオペレーターや車掌と女性だけがやけに、華やかに元気に見える。ひとまず、男社会の一角が崩れたことにしておいた方がよさそうだ。

マクドナルド症候群

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 この言葉を聞いて反応した方は、商売通。つまり、マクドナルドの戦略は、売上高対営業利益率。客の回転率を上げて、入れれるだけ店に客を入れ、早々と帰ってもらう。また、次のご新規さんがやって来て、100円バーガーを注文する。さらに、マックはお客さまを待たせませんといって、注文から「60秒以内で商品をお届けします。」と打って出た。

 

 顧客満足度と継続来訪度(リピター)には、相関があって商品の値ごろ感、お店の雰囲気、スタッフの応対や混雑具合といったところが評価の対象となる。お値段を引き下げて、生焼のハンバーガーを出して、カウンターのメニューは片づけるは、スタッフの態度も消して良くない。そして、肝心なのが来店する客層が大きく変化してしまった。もはや「マック選挙」でも取り返しのつかないところまで来ている。

 

 ビジネス街でサラ―リーマンやOLのモーニングとしてステータスを維持した企業ブランドがファミリー主体となり、そのうち学生がお勉強と称し長居をするようになり、店の衛生面での指摘も多く聞かれた。吉野家松屋といったライバルの進出も痛いが、中国で起きた賞味期限切れの牛肉加工や健康被害も業績低下に拍車をかけた。ハンバーガーショップがすべからくそうかというと「モスバーガー」は堅調な業績を維持している。

 

 シーズンストックの在庫商品のバッタ売り。卸問屋での食品、飲料のまとめ買い。いまならもう一着タダ!のセールストークに要らないスーツがまた増える。昔は、フリマで売り切ったが今は「メルカリ」がお手頃で気軽。でも、そのくせ安物買いの銭失いの悪い癖は治らない。

 

(今日のおまけ)

 病院も開業医も学校もそうだが、一目、患者、生徒や学生を一目見ただけで地域連携医療機関で高齢者が多く、病院経営が大変なんだと映る。そういう機関に限ってドクターや教師の入替が激しい。何を大切に何を売りとしているのか、一歩誤るとそこら中に「似非、マクドナルド」が現れる。

 

 内科診察室の前の待合室での二人の老人の会話。鈴木:「ところで木下のおばあちゃん最近見かけなくなったね?」、「そういえば先週も、一昨日も昨日も診察に来てないね。」、田中:「毎日、受診しにきている鈴木さんが不思議に思うんだから、きっと木下のおばあちゃん、具合でも悪くして寝込んでいるかも、あ〜!!心配」

イルカに乗った中年

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  「君に!君に!君に逢うため遠い国からやってきた~♪」おなじみの「城みちる」の楽曲「イルカに乗った少年」の歌詞の一節である。「手術だ!手術だ!手術はあしただと!ずっと前から言いてきた~♪」。が、何回、何度受診しても、主治医が変わってもケチがつく。その内容については後述するが、このままではこの徳兵衛、「オオカミ中年」の烙印を押されてしまう。子供たちには「事が大げさすぎる」と冷やかされ、「またかよ!仮病か?」と、周囲もシラケ、曳き始めている。みなさんの入院・手術・お見舞い・退院・自宅療養のシナリオのご期待に応えられず申し訳ない気分で一杯だ。

 さて、以下は読影医師と主治医の診察結果だ。病状は一刻を争う必要はないが、思った以上に深刻だった。

 

「やはり、腫瘍は着実に大きくなってますね。」、耳下腺腫瘍(耳下腺由来)か神経鞘腫(神経由来)かは開け(手術し)て見ないと判らないとのこと。発症部位も形も拡がり方も悪く手術した場合、後遺症に神経マヒが起こるのは必至。どこにどのような麻痺がのこるかも判らないという。また、メスをいれた場合、5%〜10%未満の確率で癌化の恐れが実症例で示されているという。外科処置をすれば治ると徳兵衛も本人が思っていたが、どうやらそれ以上に事態は深刻だ。今日は、術式(開頭は困難)の説明を受け、「半年後に検査をしてみて、更に大きくなって、痛みが限界のようであれば、思い切って手術をしましょう」とのこと。一緒にそれを聞いた女房は、お帰りはお買い物で途中下車。女性は現実を容易に受け入れることができるが、将来に禍根を残さないように努力する男はたやすく現実を受容する訳にはいかない。

 

 同じ「執刀猶予」でも、昨日は後味の悪い判決理由だった。

 

(今日のおまけ)

 今日も甲府で法事。地元の方々ならチョイの間だが、遠方からの出席はさすがにこれだけ続くと体も相当にお疲れだ。それも浮世のお義理。そうしてきて貰ったものはそうして返(礼)すものだと躾けられてきた。その昔、母から「三食の飯を一食にしても親戚衆から後ろ指や失笑をかうようなことは絶対にするな!」と教えられてきた。その分、今のとなっては、それが、義理、儀理と三重、見栄、三枝の連続だ。今日は体調が崩れる前に「鳥もつ」を戴かず、予防的健康維持のために夕刻までには、「あずさ」に乗って帰えろっと!!