三重県内の山で遭難した女性が、救助に来た警官の態度にご立腹。これをブログにアップしたところ大反響。下山中の道迷いで携帯電話で警察に救助を要請。無事に救助されたが警官から「単独で登山するすと、こうゆうことになるんだ」といわれながら所轄署に移送。
事情聴取が長引き、女性が「予約の旅館の夕食時間があるので手短にして欲しい」と懇願するも警官は「警察はサービス業じゃないんだ」と猛反論。これに怒りを覚えたたという。加えて「私だって悪気があって遭難したわけじゃないし、気軽な気持ちで救助要請したわけでもない」と噛みつく。それに「山で遭難した人に対する対応、もう少し優しくなりませんか」とか。何かおかしい?
これにFBやツイッターが反応。「何さまだ」にはじまり「呆れた、警官が起こるのは当然」「あなたは二度と山に登ってはいけない」「説教をきつめに受けるのは当然」が、一方では「警官の対応が事実なら相当問題あり」「傷に塩を塗る」との反応も。
この女性、後から判ったことだが地図もコンパスもも持参せず登山。山登りの経験者として徳兵衛もここで一言。「ルートをあらかじめ確認せず山登りをするのは自殺行為」それに「救助側も二次遭難を覚悟しての救出だ」。みなさん少し山や自然を舐めていませんか?自分の命は自分で守る。この事態をワザワザアップし公開するのも何かおかしい。皆さんそう思いません。
(今日のおまけ)
8月29日午前、幌尻岳(標高2052m)の山中で日本山岳会所属の仲間8人で下山していた男性のうち3人が「ぬか平川」の沢渡中に流され溺れ死んだ。沢を渡るには対岸までザイルを張ってトラバースするのが普通だ。ザイルを張ってさえこの事故は起きた。
この一件、流された一人を助けようととした二人も溺れた。この山、結構沢を登る(下山ルートでは10回以上の沢渡)など難易度は高いが、山頂の眺望は絶景で、人気の日本百名山だ。山岳会所属のパーテイでさえこうなることを胆に銘じておいて欲しい。
当方も単独登山は好きだが、相当な覚悟と技術が必要だ。人生もそうだが「誰かが助けに来てくれる」と思って生きていては、真の生命力は生まれない。