Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

自分の命は自分で守る

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   先月29日の午前に新潟県阿賀野市の五頭連峰の山中で、男性とみられる2人の遺体が発見された。ゴールデン・ウィークから行方不明となっていた父子だ。大人でも小学1年生でも山は甘く見てはいけない。一昨年の同じ時期、荒船山で神奈川県の母子が転落した。ザックは見つかったが、この親子は未だに見つかっていない。

 

  この父子は見つかって良かったが、すでに親子は重なりあうように絶命していたという、およそ三週間、かなりご遺体も傷んでいたのに違いない。ご冥福を祈る。

 

    当方も経験があるから判ることだが、5月と言っても山にはまだ残雪が残り、北側の斜面はアイスバーンの状態や圧雪している箇所も多い。春山と言っても冬装備が必要となる。この親子、最初にビバークしたときに下手に体力あって帰れると軽く思っていたのが間違いの始まりかもしれない。

 

 もし、どうしてよいか判らない時は、まず体力を温存することだ。むやみに動かない方が賢明だ。

 

    道迷いで一番やってはいけないこと、それは川沿いや沢沿いを下ることだ。何れ海に辿りつくだろうタカを括っていると大変な遭難事故に陥る。来た道を戻り(登り)いち早く尾根に出ることが鉄則だ。

 

     昔は、山を知っている経験豊富なオヤジさんたちや地元の衆がいっぱい入山していて、軽装で入る親子連れなんて見た時などは「お前ら山を舐めているのか!」「とっとと帰れ!」などよく咎められたものだ。

 

   経験、知識を積み危機や危険に遭遇した時は、冷静に行動すること重要だ。これが簡単そうでなかなかできない。山登りをこれから目指そうとする人は、必ず経験者を同伴されて山旅を楽しんでもらいたい。

 

(今日のおまけ)

 西の御庭と言えば先日3年ぶりに登った「高尾山」。これが山男の心に火をつけた。今度は東の庭園「筑波山」を踏破する。夜間登山も行ったし真冬に登ったこともあるお山だ。 

 

   ただ、低山とはいえ、ここも「日本百名山」の一座。次号以降、先日登った「ふたたびお山歩」なる山紀行を掲載する予定。山ガ、山ボのみなさん、乞うご期待!