これを全部パッキングして来週山に挑む。何年か振りの登山となる。ザックは大きいものから小さいものまで8種類を持っているが、大きいザックなら悠に60リットルを超える。何故一回にこれほどの荷物になるかというと、最悪の事態を想定して出かけるものだから自然と荷物が多くなる。
例えば、天気だ。天気予報では晴天が予想されていても、急変することも気温が低下したり強風が吹くことだってある。そういなると、雨具は勿論のこと、ザックカバーや防寒具も必要となる。それに着替えや非常食に水。
それにケガを想定しての薬剤やテーピングテープや着替えも必要だ。場合によってはビバーク(野営)することもある。するとこれにツエルト用テントも詰めなければならない。単独登山でこれだから益してや、複数人で山登りをするとメンバーの事故やけがを想定することになる。つまり、十分すぎる程の安全配慮義務が課せられているのだ。
特に重いのが「飲料水だ」。そのほか登山靴や山道具はブランド品や専用商品に限る。命を守るアイテムだからここはケチるわけにはいかない。家を出て登頂して無事に自力で自宅にまで戻ることが山行なのだ。どこかのプロスキーヤー三浦氏やイモトが番組づくり、事務所やスポンサー向けに下山にヘリや自動車を使うケースもあるが、これは山登りとは云わない。
あんちょこに軽装でハイク・遠足まがいの支度で出かける人も多い。さらにトレイル・ランとかいって、登山道を荒らし、身勝手に振舞うランナーには今でも閉口する。
当方にとっては、その前に体力に耐力が持つかどうか、出発直前まで不安は拭えない。