Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

心の病と体の病

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  さて、どちらかというと、実に悩ましい。切った、貼ったの外科的処置であれば播種でもない限り、いいとこ5年生存率が目安になる。ただ、心の病とは精神の病気でじゃなく、脳の疾患だからいつ完治するかもわからない。それだけに厄介な病気なのだ。

 

 だから、いくら服薬しても治療の目途が立ちにくい。薬物療法、精神科リハビリテーション、精神療法等の治療もいろいろあるがとにかく根気強い治療が必要だ。

 

 タレントの深田恭子も雅子妃殿下と同じ適応障害。名こそ変われその昔は、統合失調症のことを精神分裂病といった。適応障害もおなじ括りだ。きょうは精神疾患で比較的多い病気の特徴を考えてみる。昔から心の病を自らが「俺(私)は精神病だから・・」とは、絶対に言わない、それは自らが自己否定に繋がるからだ。

 

 まず、統合失調症 は比較的若い世代に起きやすく百人に1人の割合でかかる病気だと云われている。幻聴やあり得ないことを信じ込んでしまう妄想、頭の中が混乱して考えがまとまらなくなる思考障害、興奮症状等が発現するといわれている。

 

 また意欲の低下や自閉傾向となって、放っておくとエネルギーが無くなったような「鬱病」状態に陥る。

 

 原因は定かではないが、その人の生まれ持った素質、生まれてからの能力やストレスに対する対応力、ストレスを引き起こすような環境要件などが絡み合って発症すると言われている。その原因は脳内にある神経伝達物質に起因しているという。

 

 似た様な症状に気分(感情)障害 がある。気分や感情の変化を基本とする障害で、気分が沈んだり、高ぶったりするのが特徴で再発を繰り返す。気分障害は、大きく双極性感情障害(躁うつ病)とうつ病の二つのタイプに分かれる。

 

 うつ病はご存知のとおり、気分が沈み、興味や喜びが失われ、生気がなく活動的でなくなります。ちょっとしたことでも、ひどく疲れやすく感じる。そのほかにも、集中力・注意力の低下、自信の低下、自責感が目立ち、将来を悲観して、自殺を考えるようになったりもする。

 

 この他にも、神経症性障害や急激に非常に強い不安(パニック)発作を繰り返す脳の機能的なパニック障害のほか慢性的な不安を特徴的な全般性不安障害強迫性障害もある。もっと言えば、摂食障害アルコール依存症睡眠障害 も同類だ。

 

 いずれも厄介な病気だ。おれは毎日晩酌をして、「ノーテンキに暮らしているからそんな病気にはとんとご縁がありましぇーん」と豪語している御大。いつ心の病に罹るかは分かりませんぞ。今日はどうしてこんなお話になったのだろうかのう?主治医曰く、術後3年が過ぎた。食道がん(ステージⅡ以上)は多くの場合2年以内に再発しリンパ節への転移が多く、亡くなるという。ぼつぼつがん発症から三年近くになっていやな話を訊かされた。