Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

イップス(ためおき3番の2号)

 

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 「イッップス」ともいうらしい。これは精神疾患の一つ、精神面や心理的原因で運動能力が低下する病気なのだそうだ。かのイチロー愛工大名電高時代にこの病気に悩まされたという。にわかに信じがたいが本当のことらしい。この病、野球選手に多く別名を「甲子園病」ともいう。もともとは、ゴルファーが、パットが決まらず喘ぎ苦しんだのが始まりのようで「子犬が吠える」の意味だ。しかもこの言葉、「広辞苑」にも掲載されているのでオーソライズされている。

 

     特徴的なのが、「キャッチボールは出来るのに、ピッチャーゴロを捕球後一塁方向にわざわざ走って、下からボールをトスする投手が典型」とのことだ。どうやら、エース級投手は練習時も振りかぶって全力投球しているから、力を抜いて上から投げることが難しくなるのだそうだ。人生も同じく懸命に全力疾走してばかりいると、メリハリと云うかいい意味での手抜き、力みをとることが出来ないのかもしれない。だから、そうした時には一度ポジションを代えてプレイすることも必要だ。

 

    縦割りの学校も組織もそうだが、新入生、新入社員はゴミ同然。中堅はマズマズと人として取扱われて、定年間際の老練な社員は大御所とも崇められる。だから、マジに取り組む新人や中途採用者は5月病に罹りやすく、入社3年目辺りで退職してしまう。 
ただ、本人もそのことは十分に解っているが為に自分が心を患っていると中々言い出しにくい。

 

    月並みだが、病気の原因も治療も人それぞれだが、病気の前に精神が病まぬよう早めに信頼できる指導者や専門医に相談した方がいい。さもなければ、ドロ沼に陥り、焦り、不安、苛立ち、絶望の悪循環となってしまう。そして脳内物質のドーパミンが減少し事態があらぬ方向に走り出す。スポーツでいえば考えすぎ、投げすぎ、走り過ぎ、振り過ぎなど練習し過ぎがこの原因となる。つまり、甲子園球児が卒業して犯罪に手を染め易いのもそのせいだ。徳兵衛のようなチャランポランな人間は、こうした病気に罹りにくく、逆に生真面目で完璧を目指す人ほどこうした病に罹りやすい。

 

    大体、子どもの頃から「夢は叶えるものだ」、「根性」だと洗脳教育をされながら、野球一筋、サッカーやバレーしかできませんとかは、大人や監督の勝手な理屈。やはり、若い時は何にでも手や首を突っ込み、色々な経験を積ませた方が人間の幅が出来る。当方も若い時は、歩合セールス、土方、運送、鉄工所工員や売り子などバイト経験も多いが、モノになったのは一つもない。

 

   さて、当方、定年引退後に大病を患い、その上、このチャンコロ蔓延で、呑み喰いだけの自粛生活。いまや当方は存在意義もなく、自身でも「なーんも、したくねぇ!」の北島康介の気分に、「体はぜんじぇ~ん、動きましぇん」。これって、もしかしてこれが本物のイップス?」加納、典明。