Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

暑さと寒さが判らにゃあ~い!

 昔から「暑さ寒さも(秋・春)彼岸まで」といわれてきたが、最近これが全く分からず湿度のみならず、気温の高低(寒暖差)を肌で感じなくなった。これって、加齢に伴う「不感症」なのか?

 

 一昨日の話の続きのようで恐縮だが、先日も昼過ぎ外出する用事があって、長そで下着にシャツを三枚重ね着しても少しも汗を感じないのだ。この時期周りは半袖、短パンにサンダル姿に、額や首筋にびっしょり汗をかいている。一方、拙者は冬ソックスにウィンドウブレーカーの出で立ち。ところが帰宅後に汗が一気に噴き出した。何これって!!

 

 気分障害どころか、とうとう年のせいか、肉体的にも「ガタ」が来たかあ?そう云えば思い当たる節もある。亡くなったオヤジは、「エアコンは体に悪い」といって、極寒時に暖房も熱暑の最中にも冷房は一度もかけていなかった。それどころか扇風機でさえ風当たりが良くないとスイッチも入れなかった。それでも、季節になると団扇、扇子に炬燵や灯油ストーブは愛用していた。

 

 これに関連して、杏林大公開講演会で地元の三鷹ネットワーク大との共催で「健康寿命延伸」講座、「熱中症と低体温症 何に注意し、どう対処する?」が行われた。以下、ご参考までにその講演録の一部を引用し、ここにご紹介したい。

 

ヒートアイランド現象や地球温暖化の影響により、熱中症の発症は真夏の労働やスポーツ時だけでなく、自宅での日常生活において増加しています。特に、高齢者や小児などは熱中症を発症しやすく、注意が必要です。また、体の中心部の体温が35℃以下になる偶発性低体温症は、夏の登山でも、また糖尿病の既往のある人や高齢者に発症しやすいと言われています。今回、熱中症と低体温症について、予防と対処法についてお話します。

 

熱中症は、高温環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れるなどの体内調節機能が破綻により発症する障害の総称である。重症の熱中症では死に至る危険もあるが、応急処置や予防法を知っていれば対応できる。熱中症の軽度では手足のしびれ・めまいや立ち眩み・筋肉のこむら返りなどの症状が現れる。対処は涼しい所で冷やした水分を補給して休む・誰かが見守り症状が改善しない場合は病院へ連れて行く。中等度では頭痛・吐き気または嘔吐・倦怠感などの症状が現れ、衣服を緩めて体を積極的に冷やす。重症では全身性の痙攣・意識障害・体に触れると熱いと感じるほどの高体温などが現れ、直ちに病院で対応する必要がある。水分・塩分の補給は自分で飲んでもらう事が大切である。吐き気や嘔吐・意識が無い人に水分を飲ませると誤嚥の危険性があり経口摂取は禁物である。体を冷やすには皮膚や下着の上から水をかけて扇ぐ、氷のうなどで前頚部両脇・腋窩部・鼠径部に当てる事が有効である。熱中症患者では高齢者が多く、全体の4割を占める。高齢者は皮膚の温度感受性が鈍くなり暑さを感じにくい・体液量低下や皮膚血流量・発汗量減少などの熱放散能力が低下している。そのため、喉が渇かなくても水分補給・室温をほぼ28℃前後に保つ・1日1回汗をかく程度の運動を行うことで熱中症を予防ができる。

 

 低体温症は、直腸温・膀胱温・食道温などの深部体温が35℃以下に低下した状態である。低体温療法のように意図的に低体温とする場合と区別するために事故や不慮の事態に起因するものを偶発性低体温症と呼ぶ。一般的に深部体温が35-32℃を軽度、32-28℃を中等度、28℃以下を高度低体温と分類する。偶発性低体温症は水難や冬山登山事故で起こりやすいが、日常では飲酒や睡眠薬服用後の寒冷環境下でおかれた場合などが原因となる。特に高齢者や乳児は寒冷に曝されただけで低体温に陥る。冬季は然ることながら日中暖かく夜間が寒いなどの気温差がある時期、また室内においても室温が低ければ起こり得るため注意が必要である。」

 としている。そんなことだからお年寄りは何時亡くなっても不思議ではない。暑さ、寒さ、季節の変化に風を感じ無くなったら当方にも「そろそろお迎えが近いのかも知れない・・・」