Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

自殺者連続減だ豊登!

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   今日はプロレスの話ではない。2019年の自殺者数が統計を開始した1978年以来、最少の1万9959人となったことが警察庁の集計で分かった。減少は10年連続だそうで、人口10万人当たりの自殺者数も前年から0.7人減り、15.8人となったとのこと。これが幸せなのか不幸なのかはここでのコメントは差し控えるが、毎年2万人もの自殺者は生活困窮者、病弱や独居や引きこもりなどの精神疾患患者が、いかに国内に多いかを思い知らされる。

 

    世界をみれば米国やドイツの水準では13.0人だから、先進国と云えども日本の自殺率は、依然として深刻な状況だ。それにこれを男女別でみると、女性はこれまでで最少の6022人だった。ところが男性は、女性の約2.3倍の1万3937人にも上った。つまり、男は女に比べて弱っちく、すぐ死んでしまう。生殖機能、種付けを終えた鮭のオスと同じく、それが済めば御用なしだということを如実に物語っている。

 

    さて、この内訳を都道府県別でみると、秋田や新潟県がトップと思いきや、32都道府県で減少、14県が増加。それでも最多は東京の2107人増で、大阪1191人、埼玉1100人、愛知1062人、神奈川1057人増と続いた。時に最少は鳥取の80人だったそうな。

 

    ところが内訳をみると、自殺死亡率については31道県で全国平均の15.8人を上回ったらしくここからが問題。人口10万人あたりの自殺率は、どっこいご当地山梨県がトップ中のトップで22.3人で最も高い。次いで秋田21.9人、岩手21.7人と続いた。されど最も低いのはダサイ埼玉と思いきや在日外国人が多い神奈川の11.5人だったそうな。

 

    当方の身の周りにも、若くして列車への同級生の飛び込み心中、首つりや自害を何度も目にしてきた。ここでは云い憚るが、娘と母親が家庭の事情で仲違いをして子ある娘に「あんたなんか、死んでしまえ!」と元気づけたつもりが、その夜から娘は子供を残したまま行方不明。

 

    数日後、その娘さんは三浦海岸で自殺体で発見された。最後の砦を失った彼女は行く末もなく自らの命を絶ったのだ。母親の最後の一言、救の一言がないばかりに絶望の淵に立たされ自害してしまった彼女。それほど甲州人は繊細で機微な心を持ち合せた県民性なのかも知れない。その母親はいまでもその一言を悔いて、毎日仏壇に掌を合せている。