Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

大御所気取り

 大御所とは、ある分野で第一人者として権威をもっている人のことをいう。

 語源・由来に関しては、御所は天皇上皇三后・皇子などの住まいを意味し、大御所は親王の隠居所を意味していたと聞く。

 

 のちに、隠居した将軍や将軍の隠居所も「大御所」と言うようになり、江戸時代には、徳川家康・家斉のことを指した。現在のように、第一人者の意味で「大御所」が使われるようになったのは、昭和に入ってからとのこと。

 

 これに「気取り」をつけると、その意味が大きく変わる。つまり「己が偉大な、大きな影響力を持つ人物であるかのように立ち振舞うこと」を指す。

 

 その一方で、「非難、皮肉や軽蔑の意を込めて用いる」むしろこちらの捉え方の方が馴染む。

 

 とりわけ、この「気取り」人種には芸(能)人、元何々的な人種が多く、文化人枠、政治家枠を総なめにしている。常に彼らの発信は上から目線で体制や現状批判ばかりで己なら何をどうして着地をどこにするか、その主張には軸がない。

 

 一昨日の宮崎県知事選、軍団タケシ師匠、元妻、現妻、間抜けな息子の政策秘書まで駆り出して立候補した南(難)国原。元々は素の芸人だったがいつの間にか勘違いをして宮崎県を皮切りに、東京、維新、福岡(断念)に続き再び宮崎県知事選を戦う。

 

 その間、テレビタックル等の番組で政治評論家芸人に出演飯を喰い繋いできた。宮崎県知事時代にやったこと云えば、県庁を人気観光スポットとしたことマンゴウの売り上げが伸びたことぐらいで県の財政相変わらずのままだった。

 

 その結果、今回の知事選では落選はしたものの何と23万票以上を獲得、当選の現職どうのこうの氏を2万票差まで追い詰め肉薄した。

 

 当方、戦前の予想では現職有利のダブルスコアと思っていたが、この「気取り」に過半の宮崎県民が指示した。選挙は知名度ではなく政策や公約で戦うもの。この点で宮崎県民は選挙を人気投票と勘違いしているようだ。

 

 この大御所気取り南国原、いまだ勘違いに気づいていないようで、いつでも政治家になれると思い込んでいる。そういえば現神奈川、元長野県知事(現国会議員)どなたも「大御所気取り」で政治家の品格を貶めている。どうやら政治家稼業は、水商売と同じく潰しの利く商売で一度やったらヤメラレナイようだ。