一昨日の当ブログで、この世知辛い世の中で、自己責任、自己責任と強弁するが見知らぬ方々に2度も助けられたことを御紹介した。数は判らないが少なからずこうした人がいる事だけは事実だ。滅多にないだけにそんな優しさに触れると何かしら胸が熱くなる。
ただ、それを逆手にとって、親切や親切心を装って他人に近づき、詐欺や強奪(窃盗)などもあるので、そこは見分けが必要だ。例えば、荷物が重そうなので「手荷物やバッグをお持ちしましょう・・」といって、そのまま持ち去ってしまう事件もあった。
混雑した時間帯のスーパーをねらて、「奥さん、重そうなので買い物かごを持って差し上げましょう」といって、バックの中から財布を抜き取られたこともあった。
「あった・・」と敢えて申し上げたのは、実際に家人がそうしたことに巻き込まれたかだ。この件については、店側に申し出ても、警察に届け出ても一向に動いてはくれない。つまり、結果的には被害者の泣き寝入りとなる。
さて、お話を戻そう。この事態に陥って助かったことが2つある。一つ目は「遠くの親戚より近くの他人」とよく言われるが、何と娘がサポートに入ってくれた。簡単な料理や買い出しも手伝ってくれた。おそらく息子には無理かもしれない。やはり身内に娘がいると助かる。
二番目は拙宅は、殆ど段差がなくトイレ、廊下、風呂や玄関先にまで手摺が施してあるいわゆるバリアフリー仕様となっているから、こうした事態になってみるとても助かる。当時は無駄な先行投資だと思っていたが、先見の眼があった。これに介護用ベットでも入れればまるで病院と同じだ。
他人、身内の「お助け」は、有難い。その一方で宅内仕様に限らず財産管理などは老後のことを考えて予め手当しておいた方が良いかもしれない。災害、事故、ケガや病気は突然やってくる。