Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

夜桜おシチ

f:id:koushuya:20210326000557j:plain

 春の早朝散歩は真冬と違って、いろいろな景色や鳴き声が聞こえて来る。相変わらず旧家の母屋の庭先にある鶏小屋から今日も雄鶏が「こけここーうっ~!」と絞り出すような鳴き声で朝を告げる。

 

午前2時過ぎからこの連続だからご近所は相当ご迷惑だろう。しかもこの鳴き声だけは春夏秋冬だ。それにしても長いきな鶏だ。

 

 でも、ご近所は地主の土地を分譲して頂いた新興住宅。新参者には、早々に文句やクレームも言いにくい。それにしても、こんな都会のど真ん中でもキツネ、タヌキやハクビシンが目の前を横切る、車に轢かれるのは日常茶飯事でこれとて珍しいことでも何でもない。

 

 でも、最近はうす暗いうちから春の小鳥のシジュウカラキビタキヤマガラがいい音色で囀ってくれる。シジュウカラの鳴き声などは「すき、スキ、スキすき!!」とでもいっているようで、ずっとこの四拍子が心を和ませてくれる。

 

 気のせいか耳を凝らすと遠くで蛙の鳴き声も聞こえて来るような気がする。日の出も少しづつ速くなり、季節は確実に冬から春へと向かっていることが実感できる。

f:id:koushuya:20210326000652j:plain

 また、一つ歳をとると思いながら、散歩コースの桜並木をくぐりながら坂本冬美の「夜桜お七」(作曲:三木たかし)を口ずさむ。何といってもこの楽曲、途中で変調してアップテンポになる処が実によいのだ。

 

 「さくら、さくら~♪、いつまで経っても来ぬ人と、死んだ人とは同じこと、さくら、さくら花吹~雪、抱いて抱かれた二十歳の夢のあと、おぼろ月夜の夜桜お~七♪♪」てな感じで歌詞を鼻歌交じりで朝露の道を徳兵衛今日も散歩する。

 

 この処、感染が怖くてカラオケも行っていないし、外食もほとんどしない。その分、世間も随分と狭くなったが、唯一の楽しみはこの早朝散歩だけだ。😊😊