いつまで経っても、どこまでいっても壊れたテープレレコーダーのように、馬鹿みたいにいつも同じのコメントしか繰り返さない総理大臣「・・と思います」には、流石にオラも腹が立つ。
胸のぽけっとから、「サジを投げた!」ビジュアルより想像力。目で見る、触って、匂って、痛くて、実体験だと良く解るのだが、本を読むのもそうだが、字面を追っていくと、そこに自分だけの世界が展開される。
だから同じ本を読んでも人によっては感じ方、空想、世界観が全く異なる。裏では「進次郎が盲腸炎で入院」、モナがら来院してお見舞とは・・呆れたね!」
小学生の夏休み時代に課題図書があって、秋口に読後感想文がご披露される。ここで誰もが感じるありきたりの感想では優秀賞はいただけない。でも、そこを突いて奇天烈な感想を書くと、先生は喜んで「なるほど、そんな見方、読み方があるんだ」と、最優秀を戴けた。
つまり、平々凡々のありきたりでは駄目で、斜に構えた考え方や意見の方が世間ウケする。ワイドショーやニュース番組でも「ちょっと、おかしくねえ?」くらいのコメンテーターや評論家、専門家の方が視聴率が稼げるのだ。
ヤクザな世界だが、少し偏屈、変わり種の方が新鮮味があるノダ聖子。そこへいくとラジオを聞く分には独りの世界だから、勝手気ままに想像力が働き、誰にも迷惑が掛からない。
今日も枕元にラジオを置いて、深夜まで聞いている。これって、当方とうとう壊れたかい。そこで今宵、今晩このひとときは徳永英明の「壊れかけのレヂオ」を口ずさむとしよう。
その歌詞の一部を引用する。
何も聞こえない 何もきかせてくれない
僕の体が昔より 大人になったからなのか
ベッドに置いていた 初めて買った黒いRadio
いくつものメロディーが いくつもの時代をつくった
思春期に少年から 大人に変わる
道を探していた 汚れもないままに
飾られた 行き場のない 押し寄せる人波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio🎶