Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

嗚呼、夢情(弐)

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 円満退職となった当日、世話になった会社に一泡吹かしてやろうと、有らぬ企みを企てた当方。金目のものを探るべくエレベーターに乗っては上階、下階へと事務所内を激しく動きながら部屋中を物色している。でも、一向にそんなものは見つからない。

 

 諦めかけたその時に停止したエレベーターに飛び乗ると同社のエレベガールが二人乗車している。出入り口で停止しようと瞬間、彼女らに対して暴挙に出た。だが、その一人の彼女はひるまず、必死に追いかけてくる。

 

 繁華街、呑み屋街、裏道、小(径)路や小道、抜け道を逃げても逃げても執拗に追いかけてくる。なぜ、こんな逃げ道やルートを知っているのか?しかも逃げ切ったと思っても必ず後ろから追いかけてくる。

 

 街中を抜け、人里離れた所迄逃げ切ったと思いきや追ってくる気配がある。これは如何と、高度を上げながら空気の薄い高山まで逃げやっとの思いで肩の小屋にまでたどり着く。流石にここまでくるとユニフォーム姿で追ってくる彼女の気配はない。

 

 そこで、思案する。このまま戻れば非常線にかかるか、再び追われることにもなりかねない。そんなことを想いながら人目を避けつつ街に戻る。でも再びここから「リアル鬼ごっこ」が始まる。

 

 掴まらに様に、そのくせ大きな声を出しながら逃げ回っている自分がそこにいる。そして自分のうめき声に気づい夢から覚めた。

 

「ああ、夢でよかった!」と安堵するも、一体、この夢の深層は何処にあったのか、なぜこんな夢を見たのか不思議でならないが、鮮明に覚えているのも奇異だ。