Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

仮想現実

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 誰がどう見たってもおかしい。都心の病院帰りの電車の中、乗車するとあまり座らない当方。車窓から外をぼんやりと眺めるていると、背後から小学生の女の子の「きゃつきゃつ!」と、勘高く愉しそうな声が聴こえてきた。

 

 そういえば、コロナ禍の折、二学期の始業式を延期した小学校もあると聴いていたので、てっきり休校、夏休み期間中かと思い込んでいた。

 

 ところが、ふと、後を振り向くと小学生らしき女の子が見当たらない。普通の若い女性が来ているようなファッションにブランド品のポーチ、ミニスカートに子供サイズのパンプス。その子の隣には20代ソコソコの若い男性がいる。どう見てもオカシイ、だが二人を観ていると黙っていれば、外見はどう見ても恋人同士にしか見えない。

 

 オトコは若い子の髪をなで、女の子は男の肩にもたれかかって、いちゃついている。

 

 でも、その声は明らかにあどけない児童だ。小学6年生ともなればもう少し落ち着いて成人に見間違えるかもしれない。やはり、声を聴く限りいいとこ5年生、もしかしてもっと幼い小学4年生かもしれない。体形や体つきらしても中学生ではなく完全に小学生なのだ。

 

 すると、やにわに女の子がポーチからコンパクトと口紅を出して、彼を前に化粧をし始めた。この点もだけでも明らかにオカシイ、当方にとってはハジメて見る光景だ。世の中が進んだのか、それともこの徳兵衛が時代に取り残されたか・・。

 

 児童虐待、誘拐・拉致・監禁、悪戯、連れ去り、盗撮と被害者が若年齢化するなか異様で陰湿な事件があまりに多い。ネットやSNSの出会い系で獲物狩りはいつでもできる。言葉巧みに児童をゲットするなどそのつもりになれば、いくらでも「ワル」は出来る。その一方で無理に背伸びをしたがる子供たち。そこを彼らは言葉巧みに突いてくる。

 

 大人(成人)の女性とまともに付き合えない(もらえない)、相手にも結婚もできない、そうした狼がこの世には有象無象にいる。そんなどうしようもない輩が、手臼を拱いて今日も幼き「コドナの赤ずきんちゃん」を狙う。ロリコンや少女趣味などの言葉が流行った時代と今とでは明らかに違っている。この光景は仮想ではなく現実なのだと思い知らされた出来事だった。

 

 さて、今日は朝から近隣の総合病院の神経内科での受診。久しぶりに運転する車の中からどんな光景が見られるだろうか?