Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

地方移住

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 子育て、自然、風土、風習(慣わし)などの観点から、古民家をリノベーションし田を耕し、家族共々自給自足の生活を過す。ところがこれ全ての点において満点ではない。

 

 学校、保育園や幼稚園、それに病院や施設が遠く、車なしでは生活が立ち行かなくなる結局高齢となって中々思うように生活できず、学生時代に都会に出ていった子供家族を頼って村を捨てる。

 

 田舎の生活にあこがれてる人も多いが電気、ガスは勿論のこと水道だって湧き水を使わざるを得ない。それに自然の驚異だ、風雪、豪雨に山崩れなど想定しないことが起きる。しかも郵便も一週間に一度しか届かない。宅配便然りだ。

 

 一番困るのは、新参者が入村すると昔からそこに棲んでいる方々とのコミュニテイーの分断がおきるので、移住者同士がつるみ、余計に暮らしづらくなる。雪かきや草取り然り当然後から来たものにお鉢が廻ってくる。

 

 自然農法、無農薬野菜を手掛ける方々も多い。当方も若かりし頃家庭菜園を無農薬で手掛けたが害虫駆除に手間暇が相当かかる。収穫前にモロコシの実にカナブンが皮の中に潜り込み食い尽くしてしまう。

 

 トマトなんざあアブラムシが着くため濃い目の牛乳を噴霧し動きを封じたこともあった。んまあ!一言でいうと「完全無農薬は無理、ムリ、むーり」、それに子供たちに便虫やピロリ菌が寄生し「虫下し」を飲む羽目にもなる。

 

 折しも昨日知り合いから、米(七分突き)20キロと無農薬野菜を届けてもらった。そのご夫婦は街はずれの畑で大々的に農業に勤しんでネット販売も行っているという。

 

 確かに味はいい。子供たちも「旨い」と高評価だ。片手間ではできないが、移住しなくても車で出かけて田を耕すくらいが丁度いい。