Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

スリ替(隠語)

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   オワコン、これ「おわったコンテンツ!」の意味、漫画やアニメがヒットしたあとのボキャだが、その一方で旬や最盛期、働き盛りを無為に過ごした上級市民を指すことももある。峠を過ぎた役員も政治家などを指して「アイツ、終わったな!」というのもそれだ。

 

   例えば、一国の閣僚が「酒は飲んだが食事は注文していない、だから会食はなく顔を出しただけ?」との詭弁が通じるササヤキ大臣答弁。家族や子供は何と思うのだろうか。

 

   それに「承知している限り、知る限りに、記憶の限りでは・・」、挙句に「記憶が(に)ゴザイマセン」や前述のような「酒は飲んだが食べてはいない、だから会食にあたらない」と目ちゃくな展開となる。このような微妙な言い回し。

 

 放送法違反となるような話はなかったといつつ肝心な個所になると「記憶にはない」とシラを切る。この「記憶にない」は単に記憶がないだけで事実を認めているものでもなければ、否定もしていない。後で「思い出した」とすれば言い逃れできる。

 

 1967年のロッキード事件の古典的な国会答弁が今なお通じるようだ。これぞ日本の伝統美、政治美学なのだ。これが今の政治家・官僚の世界だ。まさにオワコン。

 

   そして、最終的に官僚は官邸や政府筋から辞職を要求され首を切られ、口封Jじのために国会への参考人招致にも応諾せず、満額の退職金を戴いて、民間会社の取締役に納まるのがいつもの筋書き。

 

   そこで、改めてニュースをよく見ていると、普段は使わないような言葉が次からつぎへと出てくる。聞いたことはあるが、なんとなくは分かるが、あいまいで意味がよくわからない用語がある。例えば政府首脳と政府筋や、みだらな行為とわいせつな行為と暴行それに、全身を強く打って死亡といった伝え方も気になる。そこで、これを紐解いてみた。

 

■政府首脳と政府筋

慣例的には、政府首脳は内閣官房長官を、政府筋は内閣官房副長官をそれぞれ指す。

 

■みだらな行為とわいせつな行為と暴行

みだらな行為は同意のある性交、わいせつな行為は同意のある性交類似行為(性交ナシ)として区別されている。そして、相手の同意がなければ、すべて暴行(=強姦)と表現される。

 

■政府高官と〇〇省筋

 で、政府高官とは各省庁の局長級以上を指す。それに対して○○省筋という言い方になると、各省庁の課長、課長補佐、係長クラスで事情に精通している実務者になる。

 

■権威筋と消息筋

ニュースで取りあげた問題について決定権を持っている人を「権威筋」、決定権は持たないが専門知識のある人を「消息筋」という。

 

■全身を強く打って死亡

原形をとどめていないほど遺体が損傷している状態を示す隠語だ。

 

■番外

・行方不明者の無事保護と保護と発見(「無事保護」はなんの問題もなく見つかること、「保護」はケガや疾病など何かしらあった状態で見つかること、「発見」は死亡した状態で見つかること。

 

・軽傷と重傷と重体(「軽傷」は全治1カ月未満と診断されるもの、「重傷」は全治1カ月以上と診断されるもの、「重体」は全治1カ月以上と診断され生命維持にかかわる部位に損傷を受けている状態をいう。

 

・男(女)と男性(女性)(「男(女)」は容疑者として容疑が強い場合、「男性(女性)」はまだ不確定の場合)をさすようだ。

 

  そんな観点から、ニュースや新聞を読むのも結構面白い。