10日を過ぎるといよいよ旧盆だ!
先祖の霊をお迎えするのが迎え火、送るのが送り火。迎え火は先祖の霊が帰ってくるときの目印になり、送り火は私たちがしっかりと見送っているという証になる。迎え火は家の門口や玄関で行う場合もあれば、お墓で行う地域もあるなど、その形態はさまざまだ。
一般には、家の門口や玄関で、焙烙(ほうろく)という素焼きのお皿の上でオガラを焚いて、先祖の霊を迎え、お墓で行う場合は、お墓参りをしたあと、お迎え用の提灯に明かりを灯して、その明かりと共に先祖をおんぶした格好で霊を家まで連れて帰る。
迎え火は8月13日、送り火は8月16日に行うのが一般的だ。13日の夕方、家の門口や玄関で、素焼きの焙烙(ほうろく)にオガラを折って積み重ね、火をつけて燃やし、迎え火として先祖の霊を迎える。オガラを燃やしたその煙に乗って、先祖の霊が家に帰ってくるともいわれている。ほどなく旧盆を迎える。