一
唐沢そば集落がある山形村は松本空港の西側に位置している。よく亡くなった義父に連れて行ってもらった。松本電鉄の波田(はた)駅からも徒歩で40分程度。歩いていこうと思えば行ける距離にある。山賊焼きと並んで地域の名所だ。
そうう云えば、至る所にこうした名所があって、ジンギスカンと云えば「信州新町」。
上田の「みすず飴」はご遠慮するが、「富倉そば」に、松川村の「サンふじ(林檎)」など各所に名産と旨いものがある。
このように、長野県内だけでも地域、場所によって名物や名産、ソバの名称変わる。勿論、味も全く違う。
基本的には田舎蕎麦の「山形の田舎そば(やまがただ)」が口に合うが、どうやら、信州そばと戸隠そばも全く違うようだ。
信州蕎麦は、長野県の蕎麦の総称。蕎麦はその土地独特の製法で作ったり、カナダ産のそば粉を造ったりと、会社や店によって、独自の味をウリにする。つまり。信州蕎麦であっても、戸隠地方では全くほかの地方とは違った製法でつくっているから、味が全く違う。
例えば、飯山地方はつなぎにオヤマボクチを使い、ほかの地方では小麦粉ではなく自然薯だったりもする。
長野駅東口にあるソバで有名な『信州の駅そば 水芭蕉』が閉店した。跡地に『駅そば 榑木川(くれきがわ)』なる駅そば店がオープンしている。そうういえば、相次いで鶏唐揚げ屋、蕎麦屋やデスカウントショップが潰れている。
閉店した駅構内の『裾花郷』…とほぼ同じメニューの『水芭蕉』、そうう云えば地番は長野市栗田。懐かしい響きだ。ここには知り合いの元社長、「ホーリー」が棲んでいる。
「信州信濃のソバよりもワタシャ貴方の傍がいい」とよく言われるが、ここからは「告白」、二人に一人が癌に罹る時代。当たり前のようだが、拙者、余計な処に見つかった。よほど居心地がいいようだ。
一人で二つかい!「空き出ましたよ!!」救われた人も居るだろうナ。余程、当方の肉体が好きらっしい「わたシャ、貴方の体のソバがいい」てか!