Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

昨日は

 成人式、振袖姿のあでやかな娘さんが街中を彩る。そうう云えばこの徳兵衛の成人式は今から半世紀前もの話になる。それを機にお袋が「成人になったのだから黒(礼服)の一つぐらいは持ってないと世間様に笑われる」といって、当時でも高価だった森英恵の上下をなけなしのカネを叩いて買ってくれた。

 

 それを着て、成人式当日に県民会館に赴き、式典を済ませ中学生同期の女性と県庁正門前でツーショットしたことを思い出す。あの写真、今更ながらどこに行っちまったんだろうか❓今となっては逸れさえも分からない。

 

 その大事な仏事で田舎に持ち帰る予定のスーツを酔っぱらって北総線車内に置き忘れてしまった。これを後日探すのが大変だった。北総は、京成、都営にそれに京急まで相互乗り入れしているものだから終点は三浦半島の果て「三崎港」だ。

 

 途中の各駅に照会し何度も足を運んだことがある。そんな苦い体験を思い出しながら今、クローゼットに吊るしてあるアオキの夏用、冬用2着の礼服を眺めている。

 ただ、その礼服折しも着る機会があって、着たところズボンや上着はぶかぶか!腰回りにベルトやサスペンダーをつけなければ脱げてしまう。

 

 そりゃそうだ!大病を患い術前78kgもあった体重が、一時47㎏までへこんだ。これには流石に驚き、生命の危機を感じた。というのも30㎏台になると人間の死期が近くなる。今は、ようやく50㎏台まで快復したが、いつまたこれが来るかは分からない。

 

 そんな折、忘れていた宝くじの年末ジャンボ交換に売り場迄で出向いた。その道中、ある光景を目にした。

 

 お身内らしき介護者2人、歩道に登ることができずに必死に電動車いすを持ち上げている。下肢がマヒしているのは一見してわかるが、このいい年をした男性の鼻には酸素チューブが刺さっている。それに驚いたことに駅前の区域にも拘わらず咥えタバコを吸っているのだ!

 

 命の大切さ、介助、介護の尊さ、自身の死生観。多くの矛盾を感じた一場面だった。

 

 踵を返して宝くじ売り場に向かった。300円二本が当選かと思いきや3千円が的中。後列の男性も驚いていた。車いすの患者と、後列の男性、陰陽を感じた昼下がりだった。

 

 弁財天で引いたおみくじは見つからなかった。でも一昨日とは変わって今年は少しだけ吉兆の兆しも見える。お御籤は「吉」、「下り坂」や「ま坂」に会わないためにも何事もコツコツ、一歩、一歩を肝に銘じた正月明けだった。