髪の毛は加齢とともに薄くなるのは仕方がない。でも、最近の世間の様子は余りに薄っぺらくて奥行きがない。思慮がないのか考えが浅くてその場しのぎをしているようにしか映らない。やることなすことが全て場当たりで人の情けも微塵もない。
それに短絡的で、出た結論が「帯に短し、襷に短し」これでは何にも使えないし、喰えない。無用の長物ばかりだ。軽くて薄く、短く小さいもの。また、内容などが薄っぺらで中身のないさまをいう。
一時の感情や雰囲気に流され、すぐに自分を見失う。立ち位置が何処なのか座標軸のどこにいるのか、そしてこの先何処へ向かおうとしているのかがハッキリとみえてこない。
政治、経済、社会、教育、子育てなどどれを取って見てもご納得する場面が余りに少ない。これで成熟した社会と云えるのだろうか?
どうも今年も良さそうなことは起きそうにない。アリバイ作りや証拠隠滅ばかりが横行し、犯罪や事件の質も劣化するその一方で過激さと凶悪さだけは劣らない。
極地化(二極化)が進み、差別、偏見、格差がとんでもない処まで来てしまった。ここまで来るともう戻れまい。弱者救済、相互支援・扶助、協同などはなどの言葉ははもはや死語や念仏となっている。
つらつらと思うに親戚、縁者、知人、友人、同僚と周囲を見渡せば多くの人がこの世を去った。その分自分のことを知っている人々も少なくなったような気がする。
また一人、正月早々に訃報が手元に届いた。