昨日は、良い夫婦(11月22日)だそうで、今日はいいふみの日らしく、恋人にラブレターや恋文をかく11月23日が恋を打ち明ける日らしい。この21、22、23日のサンガにちは世間はとても忙しい。
そんななか、昨日のTV離れに続き消費の原点ともいうべき百貨店の衰退について考えてみたい。当然にその背景には核家族の進展や人口構造の変化がある。お客様は神様という時代はもはや過去のマツリごと。
百貨店に関する消費者アンケートを実施すると、若者からは「敷居が高くて入りづらい」と言われる。確かにブランド品や高価品が多く、有名デパートの包装紙や手提げを持っているだけでセレブと称された。
この傾向は地方でも同じで地元山梨では、「岡島」、「山交」、「松菱」に「中込」の袋を持っているだけでザイの連中からはうとまれた。それが、いまでは中高年からは、「昔はよく利用したが最近は利用しなくなった」と言われ、利用用途が減った、もしくは身体的にも店舗へ行くことが難しくなったという事情がうかがえるようになった。
百貨店利用者を分析すると、年齢構成は中高年に偏っており、百貨店があこがれの場所として君臨していた時代に育った客層が百貨店を継続利用している一方、TV視聴とおなじく若者を中心に百貨店離れも進んでいる。
十字屋山形店や九州の井筒屋しかり、主戦場である小倉駅には「アミュプラザ小倉」など新興勢力が勃興しており、またECの台頭からが「消費者の百貨店離れ」を加速させているとも言える。
その背景は人口構造変化がある。日本の人口は2005年をピークに減少が始まっているが、それ以前から出生数低下による少子化と高齢化率は高まっており、若者が歳をとったら百貨店に行くようになるわけでもないため、結果として百貨店の市場消滅は進んでいた。そのうえ人口自体が減少してきたため、さらに厳しい局面が続く。
淘汰は我が身にも迫りけり!!
つまり、不況や高齢化は地方からはじまり、その影響は今や首都圏にまでおよび先ごろ「そごう」と「西武」が池袋から撤退するようにもなった。そうした光景を見ていると、こうした消費面に限らず医療、介護、福祉や治安に防災と、互助・共助といった精神論では持たなく旧態依然の商法では今は持たない。だから基盤の弱い処からボロボロと崩れていく、文化、社会的構造や時代背景に追いついていけない商売に同じく家庭も家族も夫婦も、いつの日かボロボロになる日もそう遠くはナイ!野田、の醤油!!