若者だけではなく、中高年も含めあらゆる分野で今仕事離れ(離職・退職)が進んでいる。このほど11/4(金) 9:25配信した「ITmedia ビジネスオンライン」で公表されたデータによると・・・画像を含め以下の出所引用はまるっと同社のニュースソースによるものなのでお断りしておく。
“ブラックな働き方”への不満が多い業種ランキング 2位は「社会保険・社会福祉・介護事業」、1位は?
「2022年度上半期 ブラックな働き方への不満が多い業種ランキング」の結果は?
AI与信管理サービスを提供するアラームボックス(東京都新宿区)は、「2022年度上半期 ブラックな働き方への不満が多い業種ランキング」を発表した。その結果、ランキングの1位は「鉄道業」、2位は「社会保険・社会福祉・介護事業」、3位は「銀行・協同組織金融業」となった。
基本給の低さに対する不満が多い「鉄道業」
1位を獲得したのは、「鉄道業」(主な事業:鉄道事業、1社あたりの平均不満投稿数:1.82件)だった。基本給の低さに対する不満投稿が多く発生していた。特にコロナ禍によって賞与が半減し年収が100万以上減少したという投稿も見受けられ、生活が苦しくなるレベルの収入になったことから転職を考える人もいた。
また、給与面の他に拘束時間の長さによる体調不良や、市場価値の高いスキル・知識を身に付けにくい社内風土への不満を理由に転職をした、という投稿も散見された。
2位にランクインしたのは、「社会保険・社会福祉・介護事業」(保育園、福祉施設、介護事業など、同:1.29件)だった。
主に離職率の高さによる慢性的な人手不足に対する不満投稿が多く、人手不足によって休暇が取れない、残業が増える、その結果さらに離職につながるという悪循環が発生している様子が見受けられた。その他には、利用者に直接サービスを提供する現場に就く人と、運営・管理側との軋轢による不満も多く投稿されていた。
サービス残業の多さや人間関係への不満が多い「銀行・協同組織金融業」
3位は「銀行・協同組織金融業」(銀行、信用金庫、信用組合、農協など、同:1.21件)で、賃金が発生しない勉強会のために朝早くから出社を命じられたことや、残業しても全ての残業代が支給されないなどサービス残業を求められたことが投稿されていた。
また、退職理由として職場内の人間関係の悪さを挙げる投稿が散見され、大企業であるが故に風通しが悪く、また年功序列の社内風土から若手が辞めていくといった内容が書き込まれていた。
ランキングの4位以降
ランキングの4位以降は「その他の教育、学習支援業」(学習塾、習い事教室、資格スクールの運営事業、同:1.06件)、5位は「各種商品小売業」(総合スーパー、百貨店など、同:0.90件)、6位は「職業紹介・労働者派遣業」(人材紹介業、派遣業、アウトソーシング事業など、同:0.88件)、7位は「保険業」(保険会社、保険販売代理店など、同:0.86件)、8位は「洗濯・理容・美容・浴場業」(エステサロン、クリーニング店など、同:0.84件)、9位は「輸送用機械器具製造業」(自動車、自転車、船舶などの製造業、同:0.78件)、10位「鉄鋼業」(鉄及び鋼製造、加工業など、同:0.69件)と続いた。
同調査は4月1日~9月30日に実施。対象企業はアラームボックスでモニタリングしていた企業のうち8214社、対象データはアラームボックスで配信されたアラーム情報16万8192件。
ここまでだが、ここで驚いたのが第三位の銀行、協同組織金融業だ。お堅く、地方の旧家や名家や大農家の後継ぎのボンボンがお気楽に金と地位が稼げたものだと思っていたが、不人気極まりなくブラックと名指しされている。時代は変わり公務員や銀行マンも安閑とできない時代に突入した。