当方が幼少の頃にはクリスマス程度はあったが、バレンタインデー、ホワイトデーやまして川向こうの今回お隣さんで起きたハロウィンでの大規模惨事。ここでもハロウィンと云った横文字だかカタカナのイベントで盛り上がる。
東洋人は得てして横文字文化に弱い。つまり、欧米諸国に常に劣等感を持ち、金髪や青目に臆してそのうえで彼らを模倣したがる。国内固有文化が育たない原因はここにある。
そのうち日本国内でもサンクス・ギビングデイとかエスタブリッシュ・メモリデー、フォウゲット・パールハーバーデイとかが出て来るんじゃあねえの?
ただ、今の人たちは旧来の文化や行事を潰すのだけはお得意のようで、夏祭りの盆踊りのお囃子がうるさいとか、運動会のアナウンスが耳障りだとか、公園で遊ぶ子供たちの遊び声が気に障るとか言いつつ、花火大会にだけはこぞって行きたがる。
その国の文化、それまでに築き上げて来た伝統や価値観に対してなんと発想が貧困なことか・・・。周りを見れば身勝手だらけの現代人の立ち振舞だらけだ。
今日は最後に一つだけ言っておこう、初詣、参拝、葬儀にコンサートやスポーツ観戦イベントにも多くの人出があるが、川向こうの半島事故のようなことは起きない。
なぜなら、目的、目標や狙いがあって人流は一定の方向にしか流れない。だから将棋倒しのようなことは滅多に起きない。
つまり、目的が定まらず右往左往する人流が起きた時に事故は起きる。ある者は下ることに目標を持ち、或る者は上ることだけに必死になる。ここに乱流が生じ事故が起きる。
山登りの経験のある当方、登山においては「登り優先、下る者は登りきる人をひたすら待つ暗黙のルールがある」。これを怠ると登山道は一気に混雑して我先にと登山者同士で小競り合いも生じる。
目的、目標のない方向に人が身勝手に彷徨し密集すると斯くも大きな大惨事となる。
このことだけは伝えておきたい。