Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

抜け穴(道)

 「今後の教団とのお付き合いは?」との記者からの質問に、ニュウダは答えた「適切に対応していく」と、これでは付き合うのか、付き合わないのかがさっぱり分からない。口ごもる、お茶を濁すとはこういうことだ。

 

 この手の言葉遣いには「合意を得て・・」といえばいいところを「十分な理解を得ながら」などと、取って廻したような表現に置き換える。こういう言葉はお役所、官僚や政治家が好んで使う。つまり真意を見透かされないようにオブラートにくるんだ様な物言いをするのだ。

 

 こうした例はいくらでもある。例えば「速やかに」、「遅滞なく」、「直ちに」などの使い分けだ。「速やかに」は期限を定めているわけではないので、すぐにやらなくても問題がない。「遅滞なく」も同じだ。さらに「遅滞なく」は「事情の許す限り~」の意味で使用されるので事情があればやらなくても許される。言い方としては「遅滞なく対応することを検討したが、問題が生じたことから検討は進んでいない」。との言い訳も成り立つ。

 

 ほかにも、政治家特有の言い回しがある。「前向きに検討する」、「対応を協議する」、「可及的速やかに対処する」、「全力を挙げて対応する」、「厳粛に受け止めて」などは着手しないための言い訳の前置詞だ。こういう発言を聞いたら「コイツやる気ねえな・・」と思ってまず間違いない。

 

 つまり、「前向き」とはなにを基準にして判断するのか、「対応を協議する」とは具体的になにをするのかなどを明確にしなければならない。これ一事が万事~ジャンプ。みなこの手の詭弁を弄するのでこういう物言いをするひとの言葉は信じてはいけない。

 

 典型的な遣い方。「本件につきましては前向きに検討したいと思います」「本件についての対応を協議します」とは、なにかを伝えているようでなにも伝えられていないのだ。

 

 本日最後に「お言葉」の例とその真意をいくつか羅列して締めとしたい。

 

   〇「前向きに検討する」 結局はなにもしない。

 〇「対応を協議する」  先延ばしにする。

 〇「可及的速やかに対処する」結局はなにもしない

 〇「全力を挙げて対応する」普通に対応する。

 〇「厳粛に受け止めて」ほとぼりが冷めるのを待つ。

 

 諸氏、諸君らよ、くれぐれも口車に乗せられないように・・ご注意あれ!!