Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

脇が甘いどころか股もアマイのか?

「気を付け行ってらっしゃい・・」といった処で。気を付けようがない。それが今回の知床沖の観光船の沈没事故。行方不明者26名(死亡確認10名)、起こるべくして起きた海難事故。よもやルシーアの艦船から攻撃にでもあったかと思いきや、原因はどうやらコロナ禍の折の観光船会社の不手際だったようだ。

 

 お決まりで「自己責任」、「自己責任」と連呼するが、これでは防ぎようがない。いつ何時こんな目に遭うことがあろうか。楽しみにしていた知床観光に乗船した観光客の命が突然にして奪われた。

 

 夫婦もいれば、家族でこれを愉しんだ方もいただろう。戦禍なら兎も角、無辜な方々もいただろうに・・無念だったに違いない。日常生活を平凡に送っている我が身にとっては身につまされる事故だ。1つの重大事故にはそれまでに29件の軽微なミスがあり300件ものインシデントが潜んでいるとよく言われている。

 

 ところで、それはさておき、船体というのは船首正面からの波高に対しては構造上強くできるように設計してある。ただとわ言え、船腹に対する波には極めて弱い。つまりわきが甘い、脇が弱いのだ。

 

 ボクシングを例にとるまでもなく、腹筋は鍛えてられても脇腹のパンチには極めて弱い。ガードを下げて脇を締めるのはそんな理屈だ。でも、ガードを下げれば

 

「脇が甘い」とは、よく言われる常套句だがこれとて「自己責任」と似たか依ったりの語源。でもご不幸とはそんなもの・・・。

 

先輩のN氏連れ合がクモ膜下出血で隣町のバス停で倒れた。その患者パートナーが入院、独居老人となった夫に安否を気遣ってサークルメンバーが朝な夕なに安否を気遣い電話連絡をしているようだ。

 

 そういえば、拙者とてその昔、毎日、毎晩、午後八時には独り身の亡きオヤジに安否確認のため繁く電話したものだ。それもつかの間、三年後に天に召された。不幸、不運というのは突然にして予断なくやってくる。

 

 腹筋は鍛えればどうにでもなるが、脇腹だけはどうしようもない。そんな当方も脇が甘く「お相手につけ得るスキを与えてしまうが・・」今の処、ご寿命なのかまだ生きている・・・。船腹に転覆した観光船に残念、無念・・・。さあ!脇と股を締めて「行ってらしゃ~い!!」。