Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

シワが寄る

 素材にもよるが、モノによってはシワが寄っても着心地の良い物がある。例えばオーガニックコットンのTシャツなぞは洗いざらしの方が気持ちも肌触りも格別だ。でも正絹などは洗いざらしにするとシワもさることながら縮んでしまう。

 

 このように素材や特性をよく見極めないと、とんだ間違いを犯す。幼少の頃、ご近所さんから来客があるので菓子鉢を貸してくれないかとわが家を訪れて来た。お袋は来客というので自宅で最高級の漆塗りの鉢を貸した。

 

 ところが返されたときに、見事に漆が剥げている。実はご近所さんこの菓子鉢を水洗いして返却してきたのだ。お袋は呆れて言葉を失っていた、

 

 このように素材(能力)を見誤る、もしくは知らないと後々とんでもない失敗を犯すことになる。

 

 コロナ禍の折、飲食業もさることながら、バイトを含む非正規雇用者の雇止めが止まらない。そしてその7割は女性が占める。中にはシングルマザー、夫からDVを受けている女性も多くその殆どが接客業にながれる。

 

 離婚もさることながら、子どもの頃に片親で育った女児、施設に預けっぱなしにされた子供、貧困にあえいだ子供たち、得てしてこうした社会的弱者にシワがよる。学校での「イジメ」なぞや暴力もその典型だ。

 

 やたらと正義や正論を繰り返す輩や教師、学校もそうだが職場にも同じことが云える。指導と称したパワハラ然り、言葉の暴力による「イジメ」。どんな時でもどんな場所でもどんな場面でもシワは弱い処、低い処に寄る。

 

 相手(素材)の性格、特性や能力を見極めないと必ずシワ(歪み)が生ずる。