Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

STATION・ワーク

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 皆さん、この言葉をご存知だろうか。最近目につくのが駅のコンコースに設置されている一~二人用のビジネス空間(ブース)だ。当地にも先ごろお目見えした。中は完全個室だが電源用のUSBジャックや無料WIFまでもが用意されている。利用代金は10分単位で200円程度だったかな??ただ、多目的トイレではないのでこの中で悪さをしてはいけない。

 

 タブレットやノートパソコンを持ち込みさえすれば仕事の行きかえりや用事の合間に簡単にお仕事ができる。いわば、リモート作業が可能なスペースだ。これも在宅勤務の多い昨今を背景にしたJR東日本の新手の新分野開拓だ。

 

 ただ、リモートでの会議や仕事は思った以上に進んでいない。以前にも述べたがわが国のシステムインフラは極めて脆弱で作りは外国人のSEが担っていて開発が終われば母国のインドやシナに帰国してしまうから、その後のメンテナンスに障害がでる。だからこそリプレイスならともかく、システム更改ともなれば設計段階を理解しているスタッフがいないものだから、みずほ銀行のようなシステム障害が頻繁に起きる。

 

 それに障害に対して抜本的な見直しをせずパッチ処理を重ねるものだから、プログラムに絆創膏が幾つも貼ってある、だからどこに原因があるのか判らなくなって結局はお手上げとなる。

 

 未だファックス(マニュアル)で当局への感染者の報告をしているのだから、厚労省ご推奨の立派なココアやハーシスなどのシステムも全く機能せず使い勝手も悪い。だから大阪府のように1.2万人もの新規感染者の漏れが出てしまうのも仕方がない。斯くの如く脆弱な基盤ではシステム化どころかペーパーレスをも進まないであろう。

 

 だからこそ、一見リモート処理などのシステム化が進化しているようにも見えるが、それは外見だけで 一旦マンボウなどの重点措置が発出されると、当局に敬意を払って一時、在宅勤務は増えるが直ぐに出社体制となる会社が殆どだ。

 

 そうした隙間に目を付けたJR。キオスクを構内から外に持ち出し、今やその跡地にテイクアウト専門の「スシ―ロー」が店を構えている。旅客数不足から高齢者向けのジパングクラブの創設。ビュー端末による高利貸システムの構築。ホーム設置してあった水飲み場を完全撤去、自販機を数多く設置したことの是非。ターミナルビルの開発と立ち食いソバなどの周辺商店街の衰退。

 

 何れの策を講じても、そもそも駅に往来する人々が居なければ、お話にならないどちらにしても両刃だ。果たして冒頭のステーションワーク上手くいくのか見ものだ。