チンコロウィルス感染者に対する濃厚接触と認定された者の待機日数が14から10日に短縮となった。しかも陰性、陽性に拘わらず待機や隔離を強いられる。これも変な話だが、どうやら社会インフラが廻らないので日数を短縮したらしい。この調子でいくと10日が7日に、7日が5日に、5日が3日に、そしていずれ、待機隔離の不要論も出てくるだろう。
さて、このエッセンシャルワーカー待機期間を縮減という待遇に変わる様だ。つまり具合が悪く、不都合が生じると、それまで決めたこと、守ってきたことはいとも容易く破られる。当然そんなことは予見、予知が出来た筈でここで想定外を持ち出すのはいとをかし・・!
「エッセンシャルワーカー(essential worker)」とは、直訳すると「必要不可欠な労働者」で、社会基盤を支えるために必要不可欠な仕事に従事する労働者のことをいう。生活必須職従事者とも呼ばれ、医療・福祉や保育、運輸・物流、小売業、公共機関などが該当するとされている。
翻って、金融業やデリバリーのスタッフ、弁当屋や仕出し屋などの従業員はその定義から外れるのかというとそうではないだろう。とりわけ、警察、自衛隊、消防署員、宿泊施設、コック、板前、教師やGSのスタッフだってこれに該当するのは当たり前田のクラッカー。
そうなると、一般人とエッセンシャルワーカーを区別して取り扱うこと自体がおかしな話になる。つまり今仕事に就労している従業員、バイト、社員、パートタイマーは業種や職種に限らず社会基盤を廻すに必要な一定の役割を担っていることになる。
先見性がなく場当たりでことを進めると泥縄対応となる。国に限らず民間、組織のどこにでも平然と五月雨的に起きる。その象徴が「みずほ銀行のシステム障害だ!」。「いまだ一昨年来続いている障害の原因は特定されていない」。