今年の甲子園高校野球も余すところ準決勝、決勝の三試合だけとなった。結局、関西・近畿私立高校四校が残った。地方の公立高校は地方大会で早々と姿を消した。
セミプロのような高校野球にかくも目が向けられるのか?もし智弁和歌山と奈良の智弁学園の決勝戦ともなればこれこそ、高校野球が振興宗教戦争と化し特定団体の広告塔になる。
雨続きで順延、コールド試合に再試合とご難続きの今年の高校野球はある意味では、今の世相を反映しているといってもいい。当然、地理的に甲子園球場に近い私立高校はすぐに学校(地元)に帰って雨中でも雨天練習上でコンデションづくりができる。
その分、地方から勝ち上がってきた高校には分が悪いのは当然だ。これでは競馬のハンデイ戦と全く同じ構図だ。
オリンピックも含め、なぜスポーツが美化されるのか?文武両道、質実剛健、生徒募集、校名の売名、そうした安売りフレーズの中、さらに根性、精神力、忍耐力、悲しみや苦しみを越えての勝利、亡き父母のために・・、泣き崩れる選手の姿に、そして元甲子園球児が犯罪を犯すなど・・絵にかいたような堕落のシナリオを作り上げ、視聴率と購買部数を挙げてきた。ここに浪花節i的な人情物語(ドラマ)が出来上がる。
冷静に考えればスポーツをドラマ仕立てにすれば、番組の製作コストもかからず多くの視聴(率)が得られ、新聞も売れる。
そして、その裏をかいて高校野球に限らず大相撲など古い体質の高野連や相撲協会にがっぽりと放映権料が入ってくる。これほど旨い商売、放送局と連盟や協会のもたれあいの世界はないだろう。
だからこそ、年端も行かない高校生をターゲットに、高校サッカー、春高バレーボール、ラグビー、高校駅伝など「青春」をテーマにアマチュアスポーツに多くの民放やスポスポンサーがつくのだ。さらに熱血的な阪神タイガーズファンで有名なお笑いタレントのダンカンは実子に飯塚甲子園とか虎太郎の名をつけている。これは如何なものか?
医療現場が壊滅・瀕死状態にあるなか、一匹の野生猿を追いかける警察や消防、総裁に無我夢中の国会議員先生にモデルナワクチンに異物混入とのテレビ報道。
モデルナの二回目職場内接種の副反応で40℃近い高熱に、頭痛、倦怠感などに苦しんだ苦しんでいる休暇を取った息子。さてはICチップでも埋め込まれ遺伝子や免疫操作でもされたか・・?なんだこのズレは・・このズレまくりは一体何なのか。「おせえてクリョウシ・・もうちっと!!」