Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

浮かれポンチ

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 コロナワクチン接種完了、オリパラ強行開催、内閣支持率上昇、総裁再選、総選挙圧勝・・・といった、お花畑のようなシナリオを勝手に描いて、そこそこの理屈が通ていれば国民は政権を支持する。こんな夢物語のようなお話がスムーズに進む筈がない。

 

 想定外は日本選手の活躍によるメダルラッシュ。とりわけ金メダルの獲得数は凄まじくこれで内閣支持率は上昇に転ずると皮算用していた。

 

 世間がオリパラの中止・延期を騒いでいた頃、その理由として感染者は増加、変異株の流入、医療環境・業務の逼迫などを挙げていた。ただ五輪が一旦始まってしまうとそんなことを口にすることも憚られ、今や日本中が歓喜の渦にある。

 

 そんな中、感染は急激な勢いで拡大しており抗ワクチンウィルスも発現され、ここにきて今まで無作為だったツケが一気に押し寄せ、目算が外れ総理・官邸は青息吐息。

 

 そりゃそうだよ、毎度、毎度の緊急宣言乱発によって、都県境越や帰省・旅行を禁止。その一方で国境を跨ぐ世界大運動会開催による海外からの選手団の受け入れはOK!この矛盾を受容せよと云うんかい!しかも今日(8/6)の広島原爆記念日での黙祷は五輪祭りの最中だから全面禁止だとよ。これっておかしくねえかい?

 

 五輪の選手の活躍は国力誇示、国威発揚ナショナリズムをアピールするには格好のイベントだ。でも、現下のコロナ禍拡大には抑止力にもならなけば何の手立てにもならない、 

 

 つい最近まで「中止、延期」を絶叫していたマスゴミも「手の平返し」。民放はおろか犬HK教育、BSTVまで番組編成は五輪一色。この無節操な流れをどう止める。

 

 戦争反対!戦争反対!五輪反対!を絶叫していた愚民が、ひとたび戦況が好転し勝ち目があるとなると「兵隊(選手)さんはエライ!、出征兵士を歓送する」と言い出す始末。

 

 つまり、元々国民感情は熱しやすく冷めやすく、周囲の雰囲気にいとも容易く流される。

 

 五輪憲章では「国家間のメダル競争」を禁じているにもかかわらず、やっぱり「メダル!メダル!獲得!!」を連呼。そのうえ金メダルを取ろうものなら号外新聞まで出す始末。これでは五輪は総がかりで戦争ゲームを(やっている)見ているのと同じだ。

 

 ニュースや新聞報道にしても、いつの間にかコロナ禍関連は影を潜め、トップや一面は金メダル獲得やスケーボーなどガキのメダル獲得を英雄視する。それにタレントの離婚や別居のなどのスキャンダルや官邸のコメントを刺身のツマにして民意や国民感情を司る。

 

 いつの間にか国際商業主義(五輪至上主義)の迷走に愚民は厳しい現実を忘れ、「そうだそうだ、結構!結構!」と頷くだけだ。メダルでは命は救えない。