Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

デジタル遺品

 

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 ここにきて知り合いのS氏が急に忙しくなってきた。仕事かと思いきやデジタルデータや資料の整理。聞けば、相当に仕事上や私生活でもヤバイものがあるとのことで、抹消、消去、初期化や処分に懸命に励んでいる。

 

 実は、これほど厄介なモノはない。突然死などしようものなら、後々遺族にとっては面倒で危険なトラブルに巻き込まれる。場合によってはPCやスマホやUSB、外付HDDやカメラの撮影データは個人情報や秘匿情報の宝庫で悪用されたり犯罪に巻き込まれることだってある。

 

 だから、終活の一環として日頃からデータは整理し残された者に負担をかけないようにするのがせめてもの故人としての置き土産なのだ。意外と気づかないのが、ブログやnote、ホームページ、SNSデータ・・・Line、ツイッター、Facebook、Instagramやクラウドへの保存データなどもこれにあたる。それに、ネットバンキングやトレードの記録も盗取されやすいのだ。

 

 まあ、くれぐれも個人情報が流出し、悪用。月額費用などの請求、ネットショッピング、クレジット」カードや遺産洩れだけには気を付け願いたい。パソコンやスマホは個人情報のかたまりで、データを消去することなく捨てると、悪意を持った人に解析され、個人情報を抜き出されてしまう恐れが十分にある。

 

 それにパソコンでのネットショッピング、クレジットカード情報を抜かれて悪用されたり、ネット口座からお金を抜かれたりする危険性も高い。SNSのアカウントが乗っ取られて、ネットで炎上したりして、家族の情報まで広まってしまうケースも想定されるので、消しておくにこしたことはない。

 

 メールでのやり取り、画像・動画や音声会話まで・・・これほどアリバイに証拠力に強く、怖いものはない。

 

 当方、以前このブログで採り上げたかどうかは定かではないが、操作ミスによってHDDを初期化してしまってこまどり姉妹、データを空にしてしまった経験がある。

 でも、よくしたもので、データ復元を商売にするその筋の業者も多くある。それで何回か助けられたことがある。逆にいえば、持込みデータ識別さえ指定すれば、多少値と時間はかかるが、見事に復元でき手許に戻ってくるのだ。

 

 消したつもりのメールや会話、盗撮、盗聴記録も簡単に復元できる。思い出や事実はそう簡単に消えない。「消してしまったので手許にない」といった、答弁も弁明も釈明も全く通用しない怖さがあるのがデジタルデータだ。