Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「帰って来たヨッパライ」

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    最近は、殆どTVニュースもワイドショーも見なくなった。オウム返しのような詭弁にウソ八百にはもううんざりだ。日中働いている方には申し訳ないが、義母のトランジスタラジオを枕元に置きながら一日中、ベッドに伏せながらラジオを聴いている。しかも夜中までもだ。

 

 音量は小さく、チュナーをいじっては番組を渡り歩いている。文化放送、テイぶーうそそれにFM犬HKに第一放送。中波、短波、FMとチャンネルは違うのかと思ったら今の時代FMチャンネルでも中波が受信できるようになっている。これには、流石に「驚きモモノキ、山椒の木」だ。知らないうちにこんなことになっているんだと・・・。

 

 ラジオの何がいいかというと、TVのようなコロナ情報の繰り返しが殆どなく、スポンサーCMも短く番組やトークの切り替えが素早く、聴く手にもストレスにならない。そして何より耳だけで想像力とイメージが自分なりに膨らむ。TV番組のような押しつけがないのが何より心地いい。

 

 そんな折、FM犬HKからフォーククルセーダースの特集がながれた。「あの素晴らしい愛をもう一度」、「イムジン河」や「青年は荒野を目指す」などが次々と放送された。ラジオは視覚ではなく聴覚に集中するので、改めて聴いてみるとメロデイーLINE、歌詞、リズムが見事にあっている。

 

 そのフォーククルセーダース(ズ)は加藤和彦の下に集まった北山修らが加わり、解散後、北山は医師となって大学教授まで昇りつめた。ここに凡人と非凡の違いがある。「バカがバカをやる」のと「りこうががバカをやる」のは全く違う。

 

 そして、やがて、はしだのりひこが加わり、「悲しくてやりきれない」などの楽曲もウケた。加藤は命を落とし、はしだは奥方様の難病と向き合い、懸命な介護も看護も甲斐なくあの世に旅立った。

 

 いまながれている、曲を聴いていると青春を謳歌した時代の向こうには何ともいえない懐かしいさに心を寄せる。でも今この時も難しい時がヒタヒタと待っているということだ。それも、個々人によって訪れる時期や試練が違う。越えられない試練を神は与えないとは云うが、そんなことはない。

 

 人によっては、藻掻いて、藻掻いて苦しんだ挙句にやっと楽になれる。帰って来た酔っ払いのように・・・。