裏腹は「うら-はら」と読む。表裏一体も似た様な言葉なのだが、この裏腹、これを紐解くと、「裏」とは、人の目から隠れた方の面。「腹」とは、人間や動物の体における胴の下半部のことである。お恥ずかしい部分をさす。
裏腹の意味は字義通りに捉えると、「(人の裏)背と腹」という意味となって、意味としては「裏と表」や「背中合わせ」、「相反していること」などを表す。
つまり、「裏腹」の意味は、背と腹。また、裏と表。本心と裏心が背中合わせというか、隣り合わせの関係にあること。「死と裏腹の危険な仕事」とは、生死が相反していること。また、そのさま。逆さま。反対。あべこべ。「気持ちと裏腹な言葉」。
昔は下心や野心、綺麗にもっといえば、奥ゆかしさなどともいうが、昔は相手に背を向けて「アカンベー!」をしていたものだが、最近は露骨に舞台裏や画策が表立って見えてしまい、「知らなきゃいいものを・・」を、わざわざ見え見えに前面に押し出して露出してくる。
時短、休業、自粛、何度となくちゃんコロナ対策をしてきたが、カネをばら撒いただけで対策の実効は一向にあがらない。「やっているフリ、しているふり!」下心と野望はみえみえだが、ドコモかかしこも単なる「アリバイづくり!」で実がない。
とうとう、「来月5/16にIOCのバッハ会長は来日してもいいが」、国民・都民には「東京からでないでください、東京に来ないでください」と強気の裏工作。それまでには緊急事態宣言を解除するという。裏腹どころか「見え見え!」
いまや、裏街の一角で流行っているブルース、街頭、路上では演歌歌謡の「来ないで、東京(貴方)~♪」が密かにブームになっている。表だけを見ることなく裏の真贋を観破ることも大切だが、すでにこの歳になってはすでに手遅れなのか?